守「いつまで黙っとんねん。
知ってるんやったらさっさと
言わんかいや。コラぁ」
司「うーん・・・これは」
本当に違うかもしれない。
止めるべきか?と判断した。
洋平「隠してますよ。
絶対に止めたらダメです」
司「・・・えっ?」
洋平「ええ。守さんはもう
気づいてると思います。
だからあれだけやってても
手を止めないんですから」
司「でも・・・あれだけ
やられてたら・・・」
洋平「逆らえない上の連中
がいると思いますよ。これ
組織的な圧力かかってる」
司「そう・・・か」
洋平「割とやっかいかも。
上の連中に報告してそこに
仕返し頼んでくるかも」
司「よくあるパターンやん
上が出てくるんやったら」
洋平「口を割らない連中の
上が出てくるっていう事は
簡単じゃないんですよ?」
司「・・・そういう事か」
僕はまだまだ甘かった。
教科書以外の答えを出すと
いう判断がまだ甘かった。
最悪の状態が想定しきれて
いなかったから。
ガッ・・・ゴッ・・・ドッ
守君はずっと殴り続ける。
相手はもう落ちてても殴る
殴って起こし殴って落ちる
こっちも普通じゃないと
いう雰囲気が伝わってた。
言う。言わないの我慢比べ
に変わっていた。
守「まだ黙ってるんかいや
このアホがぁぁ」
腕の関節を取り投げ落とす
ギッ・・・ビキイッ・・・
意識がないため無反応だ。
これ以上は無駄だった。
守「ちっ・・・」
守君は他の方の連中を見る
しかし全員下を向いてる。
ここまでやって誰も口を
割る様子がなかったこと。
誰も止めにこなかったこと
信頼できる仲間がいるのか
なにかあった時には面倒を
見てくれる上がいるか・・
とこの時守は感じていた。
守「行くぞ・・・こいつら
相手してても無意味やわ」
洋平「ういーっす」
司「・・・」
正座して座らせている連中
を無視して僕達はその場
から先に出ていった。
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