第1219話 使える奴

2024年9月13日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
司「一応今回の目的はさ。
松原さんと話しするって
ことでいいんかな?」

守「わからんなー。状況
で全部変わってきそう」

司「その場対応で動く?」

守「その場その場ですぐに
目的変わっていくと思う」

司「そんなめんどいの?
そこまでの相手かなぁ?」

守「組織になってる可能性
があるねん。ちゃんとした
組織なってたら目的道りに
行く事の方が難しいねん」

司「組織ねー。たしかに」

守「まぁそこまではないと
思ってるんやけどなぁ」

司「構えてた方がいいって
いうことでしょ?」

守「そうそう。相手なめて
痛い目観るほどバカな事は
みじめなるだけやからな」

司「そやね。じゃあ水曜日
2人はきついけど動こう」

守「おう。そうやな。あっ
ちょっと待てよ・・・」

司「どうしたの?」

守「使えるのおるやんけ。
社会勉強させたらんとな」

司「誰?誰かいたっけ?」

守「明日や。明日」

守君はにやにやしていた。
誰が使えるのかわかんない

あまり期待せずにいた。
そして翌日・・・僕達は
1年の教室に来ていた。

洋平「なんなんでしょう」

守「洋平。今日暇か?」

洋平「今日は高学年の指導
入ってるんですけど」

高学年の指導=小学校4~
6年までの生徒の指導

洋平は本家なので本家側の
小学生の指導の日だった。

守「わかった。さぼれ」

洋平「・・・は?わかって
くれてませんよね?守さん」

洋平は戸惑っていた。

守「俺は分家や」

洋平「・・・そうでした。
はぁ~。分家はなんでみんな
強制労働させれるんやろう」

本家と分家はこの辺りが違う

本家は基本的に頭が固くて
一直線に筋を通してくる。

いわば実力が強くて勝つ。
同じルールで戦って勝つ。

この考えが基本になっている

それに比べて分家は・・・

戦うのなら勝ちにこだわれ。
相手の方が強いんだったら
頭を使ってとにかく勝て。

勝つことだけを考えろ。

この考えが基本になっている

そうなるとやっぱり対応変化
ができないといけなくなる。

自動的に考え方が変わる。

洋平は無理やり都合のいい様
に使われることになった。

それは洋平もわかっている。

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