第1215話 興味本位

2024年9月9日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
何事もなく学校を過ごし
いつも通りの学校だった

学校が終わり久しぶりに
理子とのデートだった。

三宮へ一緒に遊びに行く

司「はいよ~。理子」

理子「ありがとう~」

理子にソフトクリームを
渡して一緒に食べてた。

理子「最近さぁ。なんか
変なこと多くて怖いね」

司「あー。そうやね。
覚醒剤のことやろ?」

理子「そうそう。なんか
急に学校でやってる人が
おるとかで怖くなって」

司「そやねー。身近に
なってる感じやもんね」

理子「なんでなんやろ?
なんで覚醒剤やるんやろ
あたしにはわからへん」

司「僕もわからへんよ。
でも・・興味本位が多い
んちゃうんかなぁ?」

理子「やったらあかんて
わからへんのかなぁ?」

司「・・・どうやろ?」

理子が甘いこと言ってる
のはわかるが・・・

やったらダメだからって
理由でやってるなんて
さすがに思えなかった。

ソフトクリームを食べて
から元町方面へ向かった

アクセサリーを見ながら
高架下を歩いていた。

4番街から3番街の間の
信号で待っていた時・・

金髪や茶髪で威張ってる
集団が偉そうに歩いてた

同世代ぐらいかな?まぁ
からまれると面倒なので
下を向いて避けていた。

理子「司。あれって・・
松原さんちゃう?」

司「松原さん?あっ・・
ほんまや金髪なってる」

その集団の中には・・・
学校に来てない松原さん
が金髪になっていた。

僕らがじーっと見てると
松原さんの方も気づいた

しかし松原さんは僕達を
無視して通り過ぎる。

完全に無視されていた。

松原さんがそうするなら
他人のようにしていよう

僕はそう考えた・・・

司「いこ。理子」

理子「うん・・・でも」

司「もう僕らの知ってる
松原さんじゃないって」

理子「・・・」

司「相手が無視したやん
無理に近づいてもダメ」

理子「うん・・わかった」

理子を説得しそのまま僕達
は振り返ることなく去った

そのままデートを続けた。

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