ザーッ・・・ザーッ・・・
司「あー。今日も雨やぁ」
守「イライラすんねんなぁ
あー。なんかむかつくわ」
6月に入りずっと雨が続く
おかげでバイクに乗れない
のでずっと電車通学だった
雨の日には乗らない。
それが親との約束だった。
なので守るしかなかった。
司「電車通学ってさー。
込むから嫌やねんなー」
守「人多すぎるねんや。
あの女性専用車両ってのが
むかつくねん。それならな
普通車両に女乗ってくるな
ってなんねんな」
司「あれは多いなー。最初
は少ない車両やったのに
途中からなんか増えたし」
理子「なにいってんの?
あれは沢田君目当てやん」
雨が降った時は理子と僕と
守君と魂輝君の4人で一緒
に駅まで歩いていた。
魂輝君は方向が違うので
ホームでいつも別れるけど
僕達は学校まで一緒だった
司「守君?守君のせいで
あんな車両込んでんの?」
守「なんでやねんや」
理子「話題なってるもん。
あたし1人の時ってかなり
いづらい部分あんねんで」
守「なんでやねん。適当な
こと言うんはやめてくれ」
理子「ほんまやって。
沢田君と司は雨の時しか
電車乗らんのにあの人達
今日はおらへんとかさー
名前なんていうんやろとか
あたしの方見ながら言うし
めっちゃ迷惑やねん」
司「守君。ひどいよ。
理子をいじめんとってよ」
守「・・・なにそれ?」
外は雨なのでどうしても
無駄な会話が多かった。
キーンコーンカーンコーン
授業の始まるチャイムが鳴る
僕達は席についた。
そしてHRで先生の話を聞く
先生「えー・・・今日は大変
残念なお話があります・・」
教室が少しざわつく・・・
先生「商業科ではないけど
普通科の方で1人退学者が
でました」
司「・・・えっ?なんで?」
守「何をやったんですか?
停学常習者だったんです?」
先生「まぁ。全員落ち着け。
GW入る前にも話したけど
覚醒剤が最近はやっててな。
それをバカがやってたことが
わかったんや・・・」
全員「え~~~っ!!」
教室がどよめいた。
僕と守君は真剣に聞いてた。
退学で当然だろう・・・
高校生が覚醒剤となったら
それは大問題に発展する。
保護観察どころじゃない。
いくら興味本位だとしても
一気に少年院コースだ。
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