第1211話 本当に

2024年9月3日

第42部-バイト仲間-

t f B! P L
司「そういうことなんで・・
ごめんなさい・・・」

中谷「宮根君にそこまで
想ってもらってる彼女が
本当に羨ましい・・・」

司「中谷さんはまだ出会って
ないだけだと思いますよ」

中谷「はぁ・・そうかなぁ?
あたしは宮根君の事めっちゃ
好きになってんねんけどな。
こんな好きなん初めて・・」

司「一時的に・・・彼氏と
別れた寂しさからそういう
風になってるだけですよ」

中谷「違う・・・全然違う。
うちは本当に宮根君が好き」

司「あんまそういうことは
言わない方がいいですよ。

中谷さんは好かれる側ですし
好きになる側じゃないです」

中谷「無理・・・ねぇお願い
1回でいいからしよ?」

司「ははっ・・やめて下さい
冗談でも笑えないですから」

中谷「あたしの事好きじゃ
なくてもええから・・・ね」

司「ダメですよ。そんな簡単
に誘ったら絶対ダメです」

これはマズイ・・・
マズイ予感がしてきた。

女に恥をかかせないように
逃げる事を頭をフル回転させ
何パターンもすぐに浮かべる

中谷「あたしの方が・・・
彼女よりH上手いと思うよ」

司「ははは・・・」

苦笑いしかできない・・・
時間を少しでも稼ぎたい。

中谷「1回ぐらいええやん。
みんなそれぐらいしてるよ」

司「そのたった1回で・・・
取り返しつかなくなります」

中谷「誰にも言わへんから。
彼女にも言わへんし・・・」

司「僕が理子と向き合えない
必ず罪悪感がきますから。
すいません。僕は帰ります」

中谷「待って。宮根君」

僕は振り向かずそのまま外へ
出て下まで降りてバイクに
乗り家まで帰っていった。

家に帰ったのは深夜2:30
とりあえずシャワーを浴びて
寝る準備をして桂木さんに
一応電話をかけた。

桂木「はい。もしもし」

司「あー。お疲れさまです。
宮根です。今帰ってきました」

桂木「・・・遅かったな。
なにしとったんや?」

司「コーヒー飲んでただけです
それよりも・・もっと中谷さん
を見てあげてくださいね」

桂木「どういうことや?なんか
俺のこと言ってたんか?」

司「なんも言ってませんけど。
ただ中谷さんを頑張って振り
向かせる努力ぐらいして下さい
それじゃ。おやすみなさい」

桂木「おい。ちょっと・・・」

うっとうしいので電話を切った
会話を続けたい先輩じゃない。

司「あーあ。疲れたなぁ・・・
なんかめんどうくさなったな」

とりあえず疲れたのでもう寝る
後の事は明日考えようと思った

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