中谷「あたしさー。宮根君が
アルバイトで店入ってきた時
からなんか違うなって思って
ずっと気になっててん」
司「そうですか?」
中谷「うん。ちょうど彼氏と
別れたってのもあんねんけど
前の彼氏がすっごい尽くして
くれてんけど楽しくなくて」
司「いいじゃないですか。
尽くす男っていいですよ」
中谷「いやいや・・・なんか
自慢ばっかしてる人やから。
一緒にいて疲れるだけでね」
司「はい」
中谷「あたしまだ学生やのに
結婚の話しとかしてくるし
子供が何人欲しいとか・・」
司「おもろいですけどね」
聞いてる分にはおもしろい。
言われてる本人はきついかな
中谷「それでもう疲れたから
別れて・・そうしたら今度は
その前の彼氏がやり直したい
とか言ってくるしうっとい」
司「へぇー」
中谷「なんかね。男として
まだ高校生の宮根君以下で
本当に子供やなって思って」
司「いやいや・・・」
中谷「付き合ってるから好き
って思ってたけど違うねん。
なんか宮根君は一緒にいたい
って思ってまうねんなー・・
彼女おんのわかってるのに
彼女を大事にしてるの聞くと
けっこう辛くなる・・・」
司「・・・」
何も言えなくなった・・・
下手に刺激したくない。
中谷「あたしが宮根君の
幼馴染やったらなー。
宮根君と付き合えてたかな」
司「それは・・ないですね」
中谷「・・えっ?なんで?」
司「早い。遅いじゃないです
僕は理子と幼馴染じゃないと
しても理子を選んでますよ」
中谷「・・・ひどい。なんで
そういう言い方すんの?」
司「僕が高校入る時道場の
新一年の歓迎会があった時に
道場の先生に理子とのことを
相談したことがあるんです」
僕は中谷さんになぜ僕が理子
に対して揺らがないかを伝えた
そう。僕は・・・去年の
新一年生歓迎会の時に先生に
こっそり相談してた事があり
それを聞いて揺らがなくなった
それで理子を大事にしようと
心に決めたことがあった。
去年の・・・歓迎会の時・・・
みんなが居酒屋で騒いでる中。
野田「おーい。貸切やけどよー
居酒屋で物損とかやめてやー」
桁成「はーい。わかってるー」
野田「桁成絶対わかってない。
お前酒弱いくせに割と飲むから
酔ったら毎回飲み物こぼす」
守「はははっ。桁成弱いん?」
桁成「うっせー。強い方やし。
あっ。ちょっと立ちくらみ」
野田「ははははっ。ちょっと
薫。桁成の介抱したってや」
薫「わかってますー。いつも
こんな調子なってるから大変」
薫さんが桁成の隣で介抱する。
みんな楽しく飲んでいた。
司「先生。先生。ちょっと。
ちょっとだけいいかな?」
野田「あん?どうした?」
この時に高校生になる僕は
理子が他の男の人や先輩に
奪われないか多少気にしてた。
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