中谷「宮根君ってさー。
彼女の条件とかでなんか
色々求めたりしてる?」
司「んー。なんだろ?
考えたことないです」
中谷「気が利くとか・・
料理が上手とかやで?」
司「まだ高校生ですし。
楽しくいれたらいいって
いうとこぐらいですよ」
中谷「そっかそういえば
まだ高校生やもんね」
司「そうですよ。それに
僕は今の彼女以外の人と
付き合った事ないんで
そういう深いような感じ
は全然わかんないです」
中谷「別に深くないよ。
ただなにかしらの条件を
求めてる人が多いねん」
司「そうなんですかね」
中谷「宮根君は条件が
いっぱい整ってるから
軽い感じでおれるねん。
でもなにもない人とかは
好きな人にはいいとこ
見せる為に頑張るもん。
宮根君はかっこいいから
彼女もそういうとこだけ
見てるんやと思うよ」
司「いやー。違いますね
さすがにそれないです」
中谷「絶対そうやって」
司「僕のかっこ悪いとこ
ばかり見てきた人ですよ
幼馴染が彼女ですから」
中谷「宮根君はかっこ
悪いとこなんてないよ」
司「かっこ悪いですよ。
中学生になるまでの僕は
なにもしてこなかったん
ですから。趣味が太極拳
やから隠してましたし」
中谷「太極拳が趣味?」
司「気持ち悪いでしょ?
それに中学校入ってすぐ
ヤンキーの怖い先輩に
カツアゲされかけたし。
それを彼女は見てたし」
中谷「カツアゲって?
あぁ。お家がお金持ち
やからされたって事?」
司「そんな感じですよ。
だからかっこ悪いんです
そんなかっこ悪い僕を
見てきてて彼女は僕の事を
好きって言ってくれてるん
でいいとこを見せようとは
さすがに思わないです」
中谷「カツアゲって・・・
でもどうやって防げたん?
どうやってカツアゲは
収まったん?」
司「そん時喧嘩したんです
たまに店に来る守君・・・
知ってますよね?」
中谷「あー。あの子?
綺麗な顔した子やんね」
司「そうです。そうです。
守君が転校してきて僕に
戦うって選択肢を教えて
くれて喧嘩したんです。
それで・・なんとか・・」
中谷「勝ったの?」
司「守君のアドバイスが
あってなんとかって感じ。
僕が1人なら負けてた」
中谷「へー。すごいやん。
めっちゃかっこいいやん」
司「どこがですか・・・」
僕のかっこ悪い話をして
それから中学時代を話した
気がつけば1時間を過ぎて
深夜1:30になってた。
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