第1205話 お茶

2024年8月27日

第42部-バイト仲間-

t f B! P L
中谷「ありがとうー。
送ってくれて助かった」

司「いえいえ。こっちも
今日は楽しかったです」

中谷「本当にありがとう
今日は疲れたやろー?」

司「まぁ多少は・・・
でもまぁ大丈夫ですよ」

中谷「お茶ぐらい出すし
ちょっと部屋上がる?」

司「いえ。やめときます
明日学校ですし帰ります」

実際明日学校だから早く
帰りたいわけでもない。

守君といたり道場のみんな
といたら関係なく遊んでる

中谷「ええやん。あたし
もうちょっと宮根君と
ゆっくり話ししたいねん

1人暮らしってさー。
いつも1人やし寂しいし
お願いっ!!ちょっとだけ」

司「うーん・・・」

1人って確かに寂しい。

普段明るい人でもやっぱり
家に帰ると寂しいのは一緒
かと思うと・・・悩む。

家に帰って話し相手がいる
のといないのとでは違う。

話し相手ぐらいなら・・・
別に構わないかと思った。

司「じゃあ少しだけ・・・
お邪魔させてもらいます」

中谷「ほんと?やったぁ。
じゃあこっちやから来て」

バイクを置いて中谷さんの
後をついてオートロックを
開けて部屋まで入った。

中谷「散らかってるけど。
とりあえずあがってよ」

司「お邪魔しまーす」

部屋は散らかっていない。
綺麗に掃除がされていた。

中谷「お茶用意するから
適当に座っててねー。
紅茶がいいかな?」

司「コーヒーあったら
コーヒーがいいです」

中谷「コーヒーあるある
もしかしてブラック?」

司「アメリカンの砂糖無し
のミルクだけでお願いします」

中谷「はーい。じゃあ
ちょっと待っててね」

中谷さんが飲み物を
用意している間テレビ
をつけて待っていた。

中谷「お待たせー」

司「ありがとうございます」

中谷さんもコーヒーを作り
一緒にテレビを見ながら
話をする。

中谷「あたしさー。実は
この家に男の人入れたん
初めてやねん」

司「・・・えっ?」

なんか激しく動揺した。
入ったらダメな気がした。

中谷「なんか自分の家に
男入れたくないねんなー。
彼氏でもいれへんかった。

ゆっくりできる場所やのに
ゆっくりできんくなるから」

司「僕も男なんですけど」

中谷「あっ。宮根君はいい。
宮根君はなんか違うねんな」

中谷さんは少し寂しげな顔を
僕に見せていた。

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