司「じゃあバイクとって
きますんで待ってて下さい
こっちまで回しますから」
中谷「うん。わかったー
待っておくからね~」
僕はバイクをとりに行って
中谷さんは大学生組の方へ
ひとまず戻っていった。
桂木「あー。戻ってきた。
なんか上機嫌なってるで」
中谷「えっ?そうかな?」
桂木「なんかあったん?」
中谷「えー。別に~」
桂木「どうする?この後
どっか遊びに行く?」
山辺「どうすっかなー?
中谷さんはどうする?」
中谷「ごめん。あたしは
いいや。先に帰るから」
桂木「えっ?帰るん?」
中谷「もう遅いしねー」
山辺「送っていこか?」
中谷「あっ。大丈夫。
宮根君がバイクやから
それで送ってもらうから」
山辺「えっ?マジで?」
中谷「うん。マジで」
山辺「・・・」
パパパパパアァ・・・
司「お待たせしました」
中谷「あっ。宮根君~。
ごめんね~。なんか」
司「まぁいいですよ。
タクシー代もったいない
ってのよくわかりますし」
山辺「タクシー代?」
司「ええ。やっぱり大学生
の生活大変でしょうから」
桂木「・・・はぁ?」
中谷「ほらほら。行こう。
あたし早く帰りたいし~
宮根君。ちょっとこれって
どうやって乗るん?」
アドレスなので狭い。
初めて乗るみたいだった。
司「僕が前の方詰めるんで
後ろ乗って足は中に入れて
くれたらええんですけど」
中谷「なるほど~。こうか」
中谷さんがなんとか乗った。
やたらと密着率が高い。
最後に先輩らに挨拶する。
司「じゃあお疲れ様でした。
今日は楽しかったです」
桂木「あー。あぁっ・・・
それよりも・・・」
中谷「宮根君。いこいこ。
じゃあね~。またみんな
バイト頑張ろうね~」
司「じゃあ失礼します」
軽く挨拶して出発した。
桂木「中谷さんって・・
お嬢さんの子やんな?」
山辺「そのはずやけど」
桂木「タクシー代ケチる
って・・・あったか?」
山辺「ないやろ・・・
スクーターの後ろに乗る
とかありえへんやろ」
山辺「前の彼氏がベンツ
で大学まで迎えにきてた
のを見たことあるわ」
桂木「そうやんなぁ~。
それに中谷さんの乗ってる
車はBMWやもんな」
山辺「美人で金持ちで
気さくやからなぁ~」
桂木「後で宮根君に
電話しとくわ。無事に
送れたかどうか」
山辺「あー。俺もしとく」
2人とも中谷さんに気が
あった。前から見ていて
だいたいわかってたけど
言葉にしないので勘違い
とも思われたりもしてた
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