第1203話 上機嫌

2024年8月24日

第42部-バイト仲間-

t f B! P L
司「じゃあバイクとって
きますんで待ってて下さい
こっちまで回しますから」

中谷「うん。わかったー
待っておくからね~」

僕はバイクをとりに行って
中谷さんは大学生組の方へ
ひとまず戻っていった。

桂木「あー。戻ってきた。
なんか上機嫌なってるで」

中谷「えっ?そうかな?」

桂木「なんかあったん?」

中谷「えー。別に~」

桂木「どうする?この後
どっか遊びに行く?」

山辺「どうすっかなー?
中谷さんはどうする?」

中谷「ごめん。あたしは
いいや。先に帰るから」

桂木「えっ?帰るん?」

中谷「もう遅いしねー」

山辺「送っていこか?」

中谷「あっ。大丈夫。
宮根君がバイクやから
それで送ってもらうから」

山辺「えっ?マジで?」

中谷「うん。マジで」

山辺「・・・」

パパパパパアァ・・・

司「お待たせしました」

中谷「あっ。宮根君~。
ごめんね~。なんか」

司「まぁいいですよ。
タクシー代もったいない
ってのよくわかりますし」

山辺「タクシー代?」

司「ええ。やっぱり大学生
の生活大変でしょうから」

桂木「・・・はぁ?」

中谷「ほらほら。行こう。
あたし早く帰りたいし~
宮根君。ちょっとこれって
どうやって乗るん?」

アドレスなので狭い。
初めて乗るみたいだった。

司「僕が前の方詰めるんで
後ろ乗って足は中に入れて
くれたらええんですけど」

中谷「なるほど~。こうか」

中谷さんがなんとか乗った。
やたらと密着率が高い。

最後に先輩らに挨拶する。

司「じゃあお疲れ様でした。
今日は楽しかったです」

桂木「あー。あぁっ・・・
それよりも・・・」

中谷「宮根君。いこいこ。
じゃあね~。またみんな
バイト頑張ろうね~」

司「じゃあ失礼します」

軽く挨拶して出発した。

桂木「中谷さんって・・
お嬢さんの子やんな?」

山辺「そのはずやけど」

桂木「タクシー代ケチる
って・・・あったか?」

山辺「ないやろ・・・
スクーターの後ろに乗る
とかありえへんやろ」

山辺「前の彼氏がベンツ
で大学まで迎えにきてた
のを見たことあるわ」

桂木「そうやんなぁ~。
それに中谷さんの乗ってる
車はBMWやもんな」

山辺「美人で金持ちで
気さくやからなぁ~」

桂木「後で宮根君に
電話しとくわ。無事に
送れたかどうか」

山辺「あー。俺もしとく」

2人とも中谷さんに気が
あった。前から見ていて
だいたいわかってたけど

言葉にしないので勘違い
とも思われたりもしてた

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