第1185話 チャンス

2024年8月1日

第41部-悪の対抗-

t f B! P L
南「それやったら・・・
あいつら好きにしろや。
俺悪くないんやったら」

守「あいつらの仕返しに
お前がやってきたんやろ
それやったら責任とれや

お前が悪いか悪くないか
は関係ないねん。ボケ」

司「後輩思いの先輩って
思ってるんやけどー?」

山伏と真島の仕返しを
取りにきておいて形勢が
逆転したから降参なんて
認めるわけがなかった。

守「別に講釈たれたい訳
と違うからもう行くぞ」

かかってくる気配がない
ので守君から近寄った。

南「待て。待てって」

司「待つわけないって」

守君は聞く耳を持たずに
向かっていきタックルで
真っ直ぐ後ろへ倒した。

すぐにマウントをとって
肘で顔を殴り込んだ。

南「ぐあっ・・やめろ」

守「あ?やめろやと?
やめろでやめてくれって
人数かけて襲ってくる奴
の言う事ちゃうやんけ」

守君は殴るのを止めた。
そして一度離れた。

司「珍しい・・問答無用
でいつも殴るのになー」

守「立て。チャンスやるわ
一回仕切りなおしたる」

守君は南が立つのを待つ。
南はゆっくり立ち上がった

守「仲間おるんやからなぁ
仲間にも根性見せたれや」

司「そういうことね」

仲間のいる前での喧嘩なら
無様な姿は見せられない。

人数かけれるトップなら
なおさら余計に見せれない

守君がタックルで倒して
そこから一方的に殴ったら
たまたま負けたと思う者が
ほとんどになってしまう。

それを避ける為にたたせた

つまり・・・仲間の前で
無様な姿を見せる為に南を
立たせてチャンスを与えた

守「どうした?来いや」

南「・・・くそっ」

守君は間を詰め後ろ回しで
南の顔を強く蹴り廻した。

バッ・・・ドシイッ・・・

南はなんとか両手で防ぐ。
顔の前で両手で防いたので
周りは全く見えていない。

そこへ蹴った足を着地して
軸足で今度は蹴り込んだ。

ドボッ・・・

南「ごほっ・・・オエッ」

南はその場にうずくまる。
腹を抑えて痛がっていた。

守「立て。早く立てや。
こんなんで終わらんぞ」

南「がはっ・・・がはっ」

南はなかなか立たない。
ずっと痛がっていた。

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