第1169話 経験値

2024年7月10日

第41部-悪の対抗-

t f B! P L
守「ちっ・・・早く
竹内逃がせよ・・・」

??「あ?コラぁ。何
無視してんねんお前

守「無視してへんよ。
つーか場所変えようや
まだ祭りやってるし」

??「なめとんか?お前
ここでやったるわい」

守「わかった・・・
じゃあここでやるか」

守君が前へ出て行った
1人で向かっていく。

??「コラぁ。死ねや」

守「さてと・・・」

守君は逃げていた。
逃げながら移動してた

時間を作るために・・

司「ほら。早く逃げて
今のうちに逃げてや」

竹内「無理。そんなん
できへんって・・・」

司「くそっ・・こんな
にあかんもんなんか」

竹内君は動けない。

びびりすぎてその場に
座り込み腰が抜けてた

すぐ加勢に行きたいが
ほっとく訳にいかない

司「どうすれば・・」

竹内「なんで・・なんで
宮根君は怖くないん?」

司「怖いよ。多少はね。
でも・・・もう慣れた」

竹内「慣れたって・・・
こんな怖いのに?」

司「それは人それぞれ。
勝手に決めつけるんは
ちょっと違うって」

自分の怖さが世の中の人
全員が同じぐらいの怖さ
だと思っていた・・・

それを聞いた時・・・
経験値がなさすぎると
いうのがわかった。

余計にほっておけない。

??「オラァ。逃げんな」

守「っと・・さすがに
これ以上は厳しいぞ」

??「死ねやぁ」

ドッ・・・ガッ・・・

守「いつっ・・・あかん
数も多すぎるわ・・・」

手を出さず逃げ回るのも
時間の問題になってた。

司「じゃあ・・隠れてて
そんで落ち着いたら・・
逃げて家に帰っといて」

それだけ伝え守君の方へ
向かおうとした。

竹内「嫌やぁ。1人に
せんとってやぁ」

司「・・・えっ?」

しかしすぐ止まった。
止まるしかなかった。

それは・・・守君と
出会うまでの自分と
重なって見えたから。

もしかしたら・・・
僕もこうなってたの
かもしれない・・・

それがリアルに見えた
目の前の竹内君を見て

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