第1167話 回収

2024年7月8日

第41部-悪の対抗-

t f B! P L
ガッ・・・

殴りかかってくる手を
掴み抑えつけ握手する

相手の手首が上に向く
ようにして握手した。

司「まぁ・・・まぁ。
ほら。人目につくし」

??「こいつ・・・」

グッ・・・ググッ・・

??「弱そうなくせに・・
なんつう力してんねん」

司「このお金・・・
返してもらっていい?」

??「あん?コラぁ」

司「返してもらっていい?
そう聞いてるんですけど」

??「いつっ・・わかった。
わかったから放せやぁ」

僕はすぐに手を放した。

??「おい。大丈夫か?」

??「いってぇ・・・
こいつかなり力あるわ」

司「すみません。僕らは
この5000円だけ回収
できればよかったんで」

??「ちっ・・・」

司「勘違いしないでほしい
ので言っておきますけど。

僕らあいつらの仲間でも
友達でもありませんので」

??「あぁ。そうやろうな」

司「??」

僕は後ろの方を指差した。
後ろを見ると・・・

守「こんなんで・・・
不良とか言ってるんか。

強くもないし怖くもないし
・・・ほんまに不良か?」

山伏「あっ・・・がっ」

真島「うっ・・・」

もう殴って倒していた。

僕が前に出てきた時には
もう殴っていたらしい。

連れてた女達は逃がした

喧嘩で女がいて負けると
男は辛いもんがあるから

そこは筋を通していた。

守君が見ていたこっちに
気づき適当に財布を取り
こっちへやって来た。

守「ほれ。交換しようや
5000円とこのどれか」

適当に財布を差し出す。

司「どういうこと?」

守「物々交換やないと
割りにあわへんからや。
ほれ。早く選んでくれ」

??「・・・ええわ。もう
お前ら・・・行けや」

守「ええんか?わかった
じゃあこれで失礼する」

司「しつれいしまーす」

いらないと言ったので
財布を山伏達に返して
僕らも戻っていった。

あまり長くもめたくない

こっちも向こうも引き際
がわからなくなるから。

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