1年「俺らの勝ちやぁ。
洋平やっぱ最強やぁ~」
司「守君。今のは全く
見えてなかったやろなぁ
まさか化勁使えるとは。
太極拳やってんのかな。
ふー。あれは勝てるかな
しゃあない。代わるか」
僕も守君も驚いたのが
化勁を使った時だった。
化勁を使うという事は
三大内家拳のどれかの
基本を積んでるだろう
その認識の差は大きい
守君の代わりに僕が
やろうと思ったが・・・
守「おい・・・まだや。
まだ終わってへん・・」
守君が立ち上がった。
ダメージは残っている。
1年「洋平。そいつもう
瀕死やぞ。一気に行け」
しかし洋平は動かない。
いや・・・動けなかった
洋平「一気にいかれん。
威圧がすごすぎんねん。
こんなん・・あかんぞ」
守「ただの簡単な喧嘩で
終わると思ってたけど。
内家拳持ってるんなら
話は別もんなってくる。
こっからは・・・殺す」
洋平「怖ぇな・・・」
守「すぅーーーっ。
ヒューーーーーッ・・・」
1年「なんで深呼吸?」
洋平「のがれ・・・か」
守君は調息をし整える。
戦える状態に戻した。
守「いくぞ。死ね」
ダッ・・・
洋平「はやいっ・・・
これははやすぎる・・」
ビュッ・・・ゴッ・・・
洋平「がっ・・っと」
1年「ああっ。洋平~」
小さく震脚を打ち上体を
動かさずに瞬発して突く
受け側の反応は追いつく
ことが難しい。
しかし・・威力は無い。
当てるだけで突いていた
洋平「そんなパンチで
ひるむかいやぁぁ」
洋平はすぐに打ち返す。
守君にフックを打った。
ガッ・・・パアァン・・
と同時に守君は右手で
相手の腕を抑えガードし
左手で洋平を殴った。
洋平「うおっ・・・」
司「すっごいなぁ・・・
作りがすでにできてるし
戦闘術の攻防で武術の
打撃使ってるもんなぁ」
クラブマガの技術に
合わせ崩拳を顔に打つ。
この技術体系がすごい。
普段なかなか見せては
くれないので見て盗む。
それから・・・洋平の
攻撃に合わせ守君は
流して殴っていた。
そして・・・
パシッ・・・ギッ・・・
守「・・・なに?」
洋平「合気は・・・
させられへん・・・」
ビッ・・・ジャッ・・
守君が小手を掴み投げに
行くが投げられない。
体が変に流れないように
腕を捻り弾くように外す
洋平「ぐっ。つあっ」
洋平が裏拳を打つ。
守君は見切って避けた。
お互いに距離をとる。
1年「おい。洋平。
なにやってんねんやぁ」
洋平「ハァ・・ハァ・・
ぐっ・・・ハァ・・・」
守「お前。多少は合気の
経験も持ってるんやな。
想像超えてくるやんけ。
もっと深くやりあおう」
途中から・・・守君は
嬉しそうになっていた。
そして・・・気がつけば
昼休みは終わり5時間目
の授業が始まっていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿