先生「じゃあ・・宮根は
正当防衛やったって事か
ふーむ・・・難しいな」
司「なんも難しくない。
僕が止めてなかったら
1年怪我してましたよ」
守「当事者同士の言う事
が正しいんちゃいます?
周りにおった興味本位の
連中の言う事聞きます?
言い分が食い違う場合に
目撃者情報ちゃいます?
つーか最初っからそう
なるから先生ってのは
信頼されへんねんって」
先生「おい・・・沢田。
もっぺん言ってみいや。
今なんて言ったんや?」
守「最初っから現場状況
聞いても解決できんから
先生は生徒から信頼され
へんって言ってんねん」
守君は先生に喧嘩を売る
これは・・計画的だった
話がまた変わりだすから
元の話がぐちゃぐちゃに
なりわかんなくなる。
司「先生。落ち着けや。
興奮して聞いてるから
正当判断できへんねん」
先生「おい。宮根・・・
お前タメ口やめんかい」
司「だったら落ち着けや
いちいちしょうもない事
で反応するからこっちも
苛立つねんからや」
2年「こいつら・・・
かなりやばいわ・・」
2年の目線が変わりだす
先生と戦おうとしている
姿を生で見て気づきだす
関わらない方がいいと。
先生「お前ら・・・反省
はちゃんとしてるんか?」
司「はい。しています。
今度から気をつけます」
守「止められなかった自分
を深く悔やんでいます」
反省してるのか?と言われ
たらすぐに返答をする。
それだけで印象が変わる。
心から思ってるように言う
とより効果的だったりする
先生「・・・お前らは?」
2年「反省・・してます」
先生「そうか・・・」
これで・・・決まった。
言わされて答えているのが
2年のほうだったから。
反省してるか?と言われて
反省してます。と言うのは
反省しているとは思えない
そこに自分の反省点を含む
か今後の事も含めば伝わる
その差が大きな違いを生む
先生「わかった。今回は
もうええわ。なんもなし」
司「はい。失礼します」
守「お騒がせしました」
2年「失礼・・します」
僕らは全員無罪になった。
もともと僕らが不利な状況
だったので助かった。
司「お互いによかったね。
じゃあ今日の事はお互いに
忘れようね~。見かけても
無視してたらええから」
2年「あっ・・・ああ」
守「気絶してるあいつにも
ちゃんと言っとけよ」
2年「わかってる・・・」
職員室を出て分かれた。
それから僕らは教室へ戻り
何事もなかったかのように
普通に授業を受けていた。
休み時間になると朝の事件
のことをやたら聞かれたが
答えると色々と面倒なので
黙秘し一切答えなかった。
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