司「はいはい。ストップ。
なんかごめんね~。先輩も
少し興奮してるみたいで」
洋平「あっ・・すんません
ちょっと・・許せなくて」
司「・・・あれ?」
僕が止めに入ると1年は
案外素直に止まった。
しかし・・・
2年「やったるわぁ。お前
かかってこんかいやぁぁ。
俺にびびってんのかぁぁ」
守「まぁまぁ落ち着けって
あんま興奮すんなって」
2年がやたら煽る。
廊下に響きわたっていた。
司「ほら。後はこっちで
なんとかしとくから。
教室に戻っていいよ」
洋平「ふー・・・。
わかりました。じゃあ
お言葉に甘えます」
1年は深呼吸をして自分を
無理やり落ち着かせていた
2年「逃げるんかぁぁ。
お前。かかってこいや」
司「ごめんね~。いいよ。
無視して教室戻って~」
僕は笑顔で手を振って
1年をこの場から去らせる
教室へゆっくり帰っていく
守「ふー。教室帰るか。
これでなんとかなるやろ」
守君も1年が教室に帰る姿
を見てホッとした瞬間・・
2年「待てやぁぁ。ボケ」
ガッ・・・
守「おっと。あっ・・・」
2年の静止を振り払い守君
を殴って1年に走り出した
「きゃぁ~。喧嘩ぁ~」
1年はその状態を見ていた
そして・・・切れていた。
洋平「てめぇ。コラァァ」
まっすぐ2年に走り出す。
その場にいた全員がその場
から動けずに見ていた。
ブンッッ!!・・・
洋平「・・・なに?
かわせるレベルなんか?」
洋平のパンチは空を切る。
全力を込めたパンチだった
ので体が流れ隙が出来る。
ガッ・・・ゴシィ・・・
洋平「ちっ・・・まずい。
体勢・・・整えれるか」
体勢を整えることに神経を
注ぎ体勢を戻し整えて構え
場を見た次の瞬間・・
2年「あっ・・がっ・・」
洋平「・・・なんや?」
頭を押さえつけられ・・・
コンクリートの壁に頭を
そのままぶつけられていた
2年の姿がそこにあった。
ズルッ・・・ズルッ・・・
スーッ・・・ドサッ・・・
そしてゆっくりと倒れた。
守「あーあ。やりよった。
目撃者こんなおんのに」
1年「司・・・さん?」
司「・・・ごめん。
つい反応してしまった」
その場にいた者全員が
声を出せずに驚いていた。
僕がこんなことができる
とは思ってなかっただろう
普段の学校では普通にして
彼女に怒られてる姿が多い
それに強そうにも見えない
そんな僕のイメージから
仕留める姿はないだろう。
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