第1130話 面倒な連中

2024年5月11日

第40部-春休み終了-

t f B! P L
いつも通りバイクで学校
へ向かうと・・・

司「あれ?原付無いやん」

いつも止めてある原付が
置いていなかった。

まだ来ていないだけなのか
置き場所を変えたのか。

それともバイク通勤を
止めたのか・・・

まぁどうでもいいけど。

少し待ってるといつも
通りの時間に守君が来た

守「あれ?今日無いやん
どうしたんや?原付?」

司「知らんしっ。僕に
聞かれても困るねん」

守「はははっ。そやな。
悪い悪い。ほな行こか」

学校へ向かって歩き出す

司「今日やったっけ?
魂輝君のバイク来んの」

守「そーそー。帰りに
鹿角さんとこに寄って
そのまま帰って来るって
言ってたわ」

司「ちゃんと上着って
持って行ってんの?」

守「持っていってる。
理由話したらちゃんと
素直に聞いてたわ」

制服の上に何か羽織って
ズボンの上にも履いて
おかないと変に目立つ。

制服でバイクに乗ってる
とやたらと目立つし通報
されると面倒になるので
避ける為に必ず何か着る

それは僕らもしていた。

父さんに教えられて・・
道場で先生にも教えられ
ているので2重だった。

学校に着き校門をくぐり
教室に行く途中で・・・

人がやたら集まっていた
また1年がもめていた。

相手は2年。昨日の3年
の後輩みたいだった。

2年「調子のんなよ。
お前。先輩なめんなや」

洋平「なめてませんって。
はぁ・・・面倒くさいな。
もうええ加減に勘弁して
もらえませんかねぇ?」

2年「絶対に許さへん。
お前のせいで先輩今度の
大会出られへんねんぞ。

ハンドボール部終わりや
どないしてくれんねん」

洋平「知りませんって」

先輩の敵討ちみたいだ。

それに3年がやられ1年
にでかい面させたくも
なかったんだろう・・・

司「今年の1年すごいね
もめまくってるやんか」

守「助かるわ。これで
多少の事してもあんまり
目つけられんくなるな」

司「多少の事?けっこう
たいそうな事してるやん」

1年が目立ってくれると
僕らはかなりやりやすい。

なにかにつけて僕らが
疑われる事が多かったから

これからは僕らではなくて
1年になってくるだろう。

これで少しは楽になる。
と思えるような感じだった

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