柴田「おいおい。買うのは
司じゃないやろ?彼女が
買うんやから決めるのは
理子ちゃんやろ?」
司「いえ。買わせません。
鹿角さんのとこじゃないと
僕が安心できませんから。
ちょっとこれから理子と
バイクの事話してきます。
後でもっかい来ますから」
理子「ちょっと。司ぁ」
僕は理子の手を掴んで
外へ引っ張っていった。
柴田「おーい。外で話す
と目立ってしまうから
マロンで話しとけ~。
好きなん食ってええぞ~
俺にツケといてくれたら
ええからな~」
司「マロンには行きます
けど自分のお金で払う」
そこまで甘えられない。
でも・・・嬉しかった。
理子を連れ近くの喫茶店
のマロンに入った。
席に着いて水がきた時に
すぐに頼む。
司「アイスコーヒーで」
理子「えっと・・ごめん
あたし初めてで・・・」
司「あっ。ごめん。
すみません。注文後で」
つい・・頼んでしまった
守君と来た時はすぐだから
理子「ここよく来てるん?
明らかに初めてちゃうね」
司「初めて来た時はさっき
の人とその友達の人と守君
で来たんやけどね。
それからかなぁ・・・
守君と来た時はここ寄る」
理子「ふーん。そうなんや
沢田君だけ?他に女は?」
司「守君だけの時やなぁ。
女は理子が初めてやけど」
理子「そう?ならいい」
なぜか・・・疑われてた。
浮気とか思われてたのか?
理子はメニューを見て
アイスミルクティーを頼み
僕はアイスコーヒーを頼む
そして話の続きをする。
司「理子・・・さっきの
バイクの事なんやけどさ」
理子「いいよ。いいよ。
ごめん。あたしがちょっと
あかんかったと思ったし」
司「・・・えっ?」
理子「さっきあー言われて
司がバイクに乗って運転を
してる時ってよく考えたら
安全運転やったと思って。
スピードもそんなに出して
なかったし2人乗りもほと
んどしてくれんかったし。
事故とかに気をつけて運転
してたんだなーってのが
さっきのでわかったから」
司「うん・・・僕はバイク
に乗る条件で高校生は運転
下手やのになぜか上手いと
勘違いして必ず調子に乗り
事故るって言われてて・・
それはずっと頭の片隅に
おいて運転してるんやんか
僕は運転は下手やから必ず
調子に乗らないってことを
心がけてのってるねん。
それでも最初はこけたし。
でもその時思ってさー。
もしこれが通学の途中とか
対人やったり物損やったら
どうしようもないなって」
僕は理子に色々と話をした
高校生がバイクに乗る条件
みたいな事を話していった
そして・・・1時間後・・
理子はデザインで選ぶ事を
やめ機能性と操作性で選ぶ
べきことを理解し承諾した
そして鹿角さんの所に戻り
再びバイクを選んでいた。
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