第1120話 バイクのルール

2024年4月5日

第40部-春休み終了-

t f B! P L
司「・・・1に事故。
2に交通違反。3に無知」

柴田「そう。正解や」

司「でも・・・それは
後で教えたらあかんの?」

後で教えても問題のない
ような事だと思っていた。

柴田「それがあかんねん。
司。お前の時はバイクを
選んでないからわからんの
かもしれへんけど・・・

デザインで選んでしまうと
車体が扱いにくいねん。

操作性が悪いって言ったら
わかりやすいか?」

司「あっ・・・そうか」

柴田「そういえばこの前
守の弟の魂輝が来てな。

VTR250買っていったわ。

魂輝も最初は見た目で
選んでてニンジャに
しようとしてたみたい
やけど魔人・・やない
父親が事故るから変えて
くれって言ってすぐに
変えよったから売った」

司「魂輝君は・・・
頭がいいしそういう事は
守君や道場のみんなを
見ているから・・・」

柴田「気づいたか?
まぁ言葉が難しくてなぁ。

悪いっていうほどのもん
じゃないねんけど高校生が
乗るんやったら選ぶのは
必ず避けるべきやねんな」

理子「??」

司「理子。ごめん。
今わかった・・・

デザインで選んでしまうと
事故率が少し高いねん。

横のすり抜けやスピードが
上がった時の事故率とかが
他の操作性重視よりも」

理子「あっそういうこと」

理子にもわかったみたいだ

柴田「高校生やなかったら
デザインで選んでもらって
全然構わへんねんけどな。

高校生やと事故率と違反率
を極力0に近づけんとな」

もし・・・デザインで選び
買ってしまっていたら・・

もうどうしようもなかった

司「すんませんでした。
鹿角さん。助かりました」

僕は深く反省した。
僕がまだ安易だったから。

柴田「高校生がバイクに
乗る。その条件でデザイン
で選ぶ程度の子はまだ乗る
のが早いねん。事故るわ。

それでも乗りたいのなら
他の店で買えばいいと思う

喜んで売ってくれるやろ」

司「いえ。鹿角さんの所で
しか買う気はありません」

売ったら終わりのお店は
いっぱいある事は知ってる

だけど売ったら終わりじゃ
なくて高校生がバイクに
乗る事を賛成してくれて
ここまで考えてくれている
鹿角さんだからこそ・・・

僕はここで恩返しがしたい

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