第1115話 感覚の違い

2024年3月12日

第40部-春休み終了-

t f B! P L
翌日・・・

ピピピッ。ピピピッ。

司「うーん・・・眠い」

目覚ましを止めて起きる
時間は午前6時・・・

頭がボーっとしながら
着替え外へ鍛錬に出た。

公園まで走って一人で
套路をやっていた。

24式は問題ないが・・・

司「あれ・・・やっぱり
ちょっと違和感あるな」

楊式太極拳をやってたら
身体操作の感覚が違ってた

ちょっと重い気がしてた。

司「昨日やってなかった
からかな・・あかんなぁ」

春休みのあの断食してから
力の感覚がまた違っている

それが違和感になっていた

一通り日課を終わらせて
時間を見て家に戻った。

シャワーを浴びて着替えて
学校へ向かっていった。

いつものバイクを置いてる
ところにいくと・・・

司「あれ?あの子」

昨日原付で来ていた子が
先に来て止めていた。

後から来た僕に気づく。

??「おはようございます」

司「・・・おはよう」

きっちり挨拶をしてくる。
なめた感じで言ってこない

だから僕も対応に困る。
いちゃもんがつけれない。

??「失礼します」

司「あっ。・・・うん」

一礼をしてその場を去った
きっちりとした態度だった

司「わけわからんなぁ・・
あーいう子がバイクで学校
来るってなんでやろ?」

大抵バイクに乗っている
高校生っていうのは周りに
みせびらかしたり調子に
乗るような子が多い。

僕らみたいに静かに乗って
きている人は少ない・・・

少しすると守君も来た。
昨日よりも数分早かった。

守「おはよう~。司・・・
いてて・・・きっつい」

司「おはよう。早いやん。
どうしたん?怪我した?」

守「あー。まぁな。朝から
タマの組手付き合わされて
防いでたんやけどなぁ・・

ガードの上から殴るから
もう痛くて痛くて・・・」

司「ははっ・・地獄やね」

守「シャレにならへんわ。
おっ・・・?また原付?」

昨日止めてあった原付が
また止まってる事に気づく

司「うん。またやね」

守「これ乗ってるの2年?
それとも3年か?」

司「・・・わかんない。
全校生徒は覚えれないし」

守「ふーん。あんまり調子
乗らせてもあかんけどな」

司「調子には乗っていない
みたいやねんけど・・・」

守「それでも・・・責任が
取れるとも思えへんぞ?」

司「うん・・・確かに」

学校にバイクで来るなんて
認められた事じゃあない。

もし調子に乗って見つかり
先生に追求されると僕らも
巻き添えを食らってしまう

僕らが乗ってきているから
真似をする人が増えている

こういう風にされるだろう

僕らはいくらでもごまかす
ことができるけど・・・

調子に乗ってるだけの甘い
人は先生に反発しかしない

それじゃあ止められない。
そうなると面倒くさい。

だから・・・こういうのは
早めに僕らが止めとかない
と大きな問題になるからだ

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