豪華ツアー組に全ての
食事が並べられた。
次は僕達の番だ。
店員「お待ちどうさま」
司「・・・なんで」
守「・・・」
野田「じゃあ全員食事が
揃ったな~。じゃあ最後
の号令は綱吉やってや」
綱吉「はーい。じゃあ
みなさんいただきます」
全員「いただきまーす」
みんなご飯を食べだした
美味しそうに食べていく
だけど・・・僕達は・・
司「全然違くない?」
僕達に用意されたのは
梅のおかゆだけだった。
野田「おかゆ苦手か?
お茶漬けに変更する?」
司「そういう問題じゃ
なくて内容が違うって」
野田「しゃあないやんけ
胃に優しいのはお粥や。
いきなりあんな脂っこい
の食べても受けつけん」
司「なんかショック・・
期待した自分が辛いよ」
それ以上僕は何も言わず
黙って梅粥を食べた。
だって・・・みんなは
黙って食べていたから。
文句を言っていたのは
僕だけだった・・・
守「はぁ~。美味いなぁ
胃に溜るのがわかるわ」
桁成「普段・・・適当に
食べてるとわからんけど
こんなにお粥って美味い
って思わんかったわ」
司「ほんと・・・なんか
生き返るって感じする」
それは不思議な感覚だった
体全体に生気が甦るって
いう感覚を味わった。
全て食べ終わった時・・・
初めて食に感謝をした。
昼食も終わってバスに戻り
後は家に帰るだけだった。
帰りのバスはツアー組が
カラオケを歌っていたり
したけど僕は寝ていた。
起きた時はもう地元まで
帰ってきていた。
野田「そんじゃあ解散。
全員気をつけて帰れよ」
全員「はーい」
全員そこで散会をした。
僕は守君と帰っていった
駅につきそのまま別れて
まっすぐ家に帰ってった
司「ただいまぁ~」
母「おっ。お帰り~。
どうやった?美味しいの
いっぱい食べてきた?」
司「全然食べてないよ。
ずっと断食やったしさ」
母「へぇ。そうなんや。
父さん帰ってきてから
食事にしようか」
司「あんまり・・・
食べれないと思うけど」
無事に家に帰ってきた時
やっと断食が終わった
って実感ができた。
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