第1101話 不思議な感覚

2024年1月22日

第39部-選択決断旅行-

t f B! P L
豪華ツアー組に全ての
食事が並べられた。

次は僕達の番だ。

店員「お待ちどうさま」

司「・・・なんで」

守「・・・」

野田「じゃあ全員食事が
揃ったな~。じゃあ最後
の号令は綱吉やってや」

綱吉「はーい。じゃあ
みなさんいただきます」

全員「いただきまーす」

みんなご飯を食べだした
美味しそうに食べていく

だけど・・・僕達は・・

司「全然違くない?」

僕達に用意されたのは
梅のおかゆだけだった。

野田「おかゆ苦手か?
お茶漬けに変更する?」

司「そういう問題じゃ
なくて内容が違うって」

野田「しゃあないやんけ
胃に優しいのはお粥や。

いきなりあんな脂っこい
の食べても受けつけん」

司「なんかショック・・
期待した自分が辛いよ」

それ以上僕は何も言わず
黙って梅粥を食べた。

だって・・・みんなは
黙って食べていたから。

文句を言っていたのは
僕だけだった・・・

守「はぁ~。美味いなぁ
胃に溜るのがわかるわ」

桁成「普段・・・適当に
食べてるとわからんけど
こんなにお粥って美味い
って思わんかったわ」

司「ほんと・・・なんか
生き返るって感じする」

それは不思議な感覚だった

体全体に生気が甦るって
いう感覚を味わった。

全て食べ終わった時・・・
初めて食に感謝をした。

昼食も終わってバスに戻り
後は家に帰るだけだった。

帰りのバスはツアー組が
カラオケを歌っていたり
したけど僕は寝ていた。

起きた時はもう地元まで
帰ってきていた。

野田「そんじゃあ解散。
全員気をつけて帰れよ」

全員「はーい」

全員そこで散会をした。
僕は守君と帰っていった

駅につきそのまま別れて
まっすぐ家に帰ってった

司「ただいまぁ~」

母「おっ。お帰り~。
どうやった?美味しいの
いっぱい食べてきた?」

司「全然食べてないよ。
ずっと断食やったしさ」

母「へぇ。そうなんや。
父さん帰ってきてから
食事にしようか」

司「あんまり・・・
食べれないと思うけど」

無事に家に帰ってきた時
やっと断食が終わった
って実感ができた。

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