第1097話 最終日

2024年1月16日

第39部-選択決断旅行-

t f B! P L
夜もふけて眠りにつく
そして最終日を迎えた

司「うっ・・うーん」

変に疲労度がきつい。

起きたくはなかったが
お腹が痛くてトイレへ

司「食べてないのに・・
なんでこんなトイレに」

下痢みたいなウンチが
やたらと出ていた。

宿便と呼ばれる便だ。
普段は腸についたままの
体の内部に溜っている。

断食組は朝になると
みんなトイレに入ってた

司「解毒効果・・かぁ」

人体って・・不思議だ。
さすがにそう思った。

それから食堂に行って
みんなの朝食を用意して
僕らはいつもどおりに
ヨーグルトを食べた。

朝食が終わると断食組は
全員先生に呼ばれた。

野田「今年は多いなぁ。
そんなに断食が簡単に
なったと思えへんけど」

桁成「きつかったですよ
特に初日がきつかった」

野田「まぁええけど。
これで断食は終わりや。
お疲れさん。みんな」

司「あー。終わったぁ」

守「やっと解放される」

野田「待て待て。違う。
みんなと別々の食事を
するのが終わっただけや

昼からは一緒に食うけど
今は胃が縮んでしまって
受け付けないからまだ
なんにも食うなよ」

平沢「食欲ないねんけど
減量ちゃうから食えって
言われても食えへんし」

桁成「同感」

野田「はははっ。そうか
じゃあまだ食うなよ。

昼は美味いの食わせたる
楽しみにしとけばいい」

桁成「やったぁ~」

平沢「さすが先生やぁ」

みんな気分が解放されて
自由になった気がしてた

野田「最後に・・俺から
この断食を達成した皆に
ひとつだけ教えておく」

先生がちゃらけるのを
やめて真面目に言った。

野田「目の前の現実に
対して選択を迫られて
しまった場合は・・・」

全員黙って真剣に聞く。
全神経を聴覚に集中する

野田「必ずリスクを探せ
甘いだけの現実は無い」

全員が黙って考え出す。
言葉の意味を考えていた

僕も・・・守君も・・・
今回の事を振り返ってた

先生が続きを話し出す。

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