富田「ええなぁ。俺も
桁成とかと一緒の学校
やったらよかったわぁ」
桁成「でもなぁ。こんな
こと言いたくないけど
結局は冠位明稜帝の皆と
こうやって来る旅行が
一番楽しいねんけどな」
平沢「まぁ。確かにな」
富田「それは・・・
そうやけど・・・」
みんなが少し黙った。
桁成が言った言葉は・・
言ってはいけない言葉だ
学校は学校。道場は道場
で比べてはいけない。
学校では学校のカードで
楽しくするようにする。
道場では道場のカードで
楽しくするようにする。
同じ感覚を求めるな。
周りの人間も違うから。
求めるほうがおかしい。
というのを先生は何度も
繰り返し僕らに言ってる
先生は昔・・・暴走族と
学校で同じことを求めて
しまって痛い目を見た。
という話も聞いてたから
司「みんな・・長いから
思い出もいっぱいあって
なんか羨ましいなぁ」
桁成「そういえば・・・
司と守はもうどれぐらい
たったんや?」
守「2年半ぐらいかな。
中2の時やったから」
桁成「そうか・・・
もう2年経つんやなぁ」
平沢「あの時俺負けて
しまったからなぁ~」
司「負けてないって。
温度差が違ってたし」
平沢「おっ。ちゃんと
わかるようなったか?」
司「最初っから本気で
来られてたらなんにも
できんで終わってた」
そんぐらいはわかる。
あの時平沢達は僕達を
倒す理由がなかった。
ほとんど遊び半分で
やられてたようなもん
最初っから倒す気で
来られてたらまた違う
富田「もう俺らも残り
1年で卒業やで・・」
平沢「早いよなぁ。
あっという間すぎる」
富田「研さん達ももう
卒業してもうたしや」
平沢「泣いてもうたわ
最後の卒業式・・・」
桁成「先生からの言葉
がなんか深かったわ。
俺らもあーいうふうな
感じになりたいよな」
司「卒業式って・・・
なんの卒業式?」
学校が違うみんなが
同じ卒業式に出られる
とは思えなかった。
桁成「冠位明稜帝の
卒業式があんねんや。
2年だけが3年の最後
に立ち会うねん。
司と守は来年やろな。
俺らの最後の卒業式を
見ることになるやろ」
平沢「誰にも言うなよ
憲吾とか他のみんなは
何も知らんやろから」
司「えっ?そうなん」
富田「俺らでも知った
ん1週間前やったし」
守「じゃあなんで・・
それを俺らに言うん」
桁成「断食ここまで
やってるからや。
よう残ったと思うわ」
僕達がここまで残った
ことに対して秘密事項
を教えてくれていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿