第1095話 昔話

2024年1月12日

第39部-選択決断旅行-

t f B! P L
憲吾「なぁ。司ぁ~。
これ食べたらぁ?」

憲吾が僕の前に来て
豪華な刺身の舟盛りを
持ってきてた。

しかし・・・

司「いや。いいや。
憲吾達で食べてよ」

憲吾「あれ?どうした?
なんか感じ違うやんけ」

今までは我慢をしてた。
だから誘惑と戦っていた

でも・・・今は違う。
豪華な食事で釣られた後
のことを考えられるから

司「あー。美味しかった
お先にごちそうさまー」

憲吾「おーい。司ぁ」

ヨーグルトを食べて野菜
ジュースを飲んでその場
から黙って去っていった

憲吾「守もしぶといなぁ
もう食べたらええのに」

守「明日で終わりやから
その時にでも食うわ。
つーか実際今食欲が全然
ないねん・・・」

そう・・・それもあった

2日食べなかったらもう
食欲さえも沸かない。

ここが体の生命維持装置
が動き出すポイントだ。

守「ふぅ。食べたわ。
そんじゃあ風呂入るわ」

みんなが食事をしている
間に断食組は風呂に入る

そして自由時間を長く
取って話をしていた。

桁成「明日で終わりかぁ
ようここまで持ったわ」

富田「後は明日だけや。
去年脱落してたのにな」

平沢「俺らはええけどや
司と守がここまでやって
るんが驚いてるけどな」

司「今日の昼まではただ
の根性だけでしたけど」

平沢「根性だけでもな。
簡単にできる事やない」

守「先生達には気合と
根性でやりきっても偉く
ないって言われたけど」

桁成「はははっ。先生達
は大人やからな。もっと
上の段階での話やろ」

富田「野田先生と師範達
は経験値が違うからな」

桁成「そうやなぁ~。
もう滲みでてんねんや。

努力とか真面目に生きろ
みたいな綺麗言がひとつ
も無いから隙ないねん」

富田「野田先生はほんま
衝撃的なん多かったな。

武器を持って何が悪い。

って言った時びびった」

桁成「本家は邪道みたい
な指導なかったもんな。

俺ら汚いこととか喧嘩の
やりかたとか策略とかで
頭めっちゃ使わされてた

それがおもろかったな」

富田「汚い事とか喧嘩の
やりかたとか策略とかは
俺らでもやってたけど。

あの時は俺ら頭固かって
1対1の強さばっかり
求めてたからなぁ・・・

力が強いだけじゃ弱い。
怖いも強いに含まれる。

ってのは野田先生を見て
やっとわかってんや」

桁成「それだけやないわ
俺ら分家はちょっと違う

誰でも強くはなれる。
だけどバカじゃ勝てない

ってのが分家やったわ」

富田「分家ってみんな
楽しそうやったよなぁ」

桁成「本家もやんけ。
楽しそうやったやろ」

富田「ちょっと違うねん
お前らは羨ましかった。

女子とかおるから絶対に
楽しいって思ってた」

桁成「あははっ。そこか
そうやなぁ。その部分は
本家になかったもんな」

富田「学校で普通に話し
してんのとか楽しそうで
修学旅行の時とかお前ら
自由すぎたって聞いた」

桁成「誰から聞いてん」

富田「・・・永田から」

桁成「富田。騙されるな
永田も自由にやってたぞ

あいつ奈良の散策で勝手
にルート外れてたからな

あいつらだけやぞ。
チェックポイントで先生
達からのハンコひとつも
なくて戻ってきたんわ。

あいつの班はあいつの班
でおもろそうやったわ」

富田「なに?そうなん」

桁成「それに永田は不良
っぽい女子の子達と同じ
班で楽しそうにしてた」

富田「なにぃ?」

いまさらだけど・・・
桁成達の中学校時代の
生活も自由で楽しかった

桁成達の学年の頃の昔話
を聞いてて楽しかった。

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