第1082話 格上が相手

2023年12月26日

第39部-選択決断旅行-

t f B! P L
間合いに入った瞬間
英一が攻撃に転じた。

バシイィィ・・・

英一の左ミドルの蹴りが
一瞬で飛んできていた。

司「うぐっ。っと」

英一「おっ。防いだか」

化剄で流す事はできず
ガードで精一杯だった。

一歩下がって間を取る。

野田「へぇ。やるなぁ。
さすが英一ってとこか。
防いだ司も司やけど」

綱吉「なんで?ただの
左ミドルやったやん」

野田「中段の蹴りを
選んだから褒めてる。

さっきの状況やったら
ちょっとやってる奴は
前蹴りで止めるとこや

でも前蹴り打ってたら
弾かれて詰められる
可能性が残ってまう。

そうなったら体制が
崩れてまうから自分で
不利な状況なってまう

相手が司やねんから
倒されたら不利やし。

あっこは払いでいい。
中段やったらまず当たる

司が英一を倒そうとして
中腰になってたとしたら
顔にモロに当たるから」

人は向かってくる相手に
は払いよりも突きを選ぶ

素人同士なら有効だけど
喧嘩屋や戦闘家は突きを
選ぶのを知っていた上で
間合いを詰めて突かせた
上で反撃をとる事が多い

それは武器を持っている
場合でも同じ事である。

なかなか払いは選べない

綱吉「俺やったら頭突き
選んでたんやけどな~」

野田「おっ?そのまま
接近戦に持ち込むんか?
それはそれでアリやな」

綱吉「俺石頭やから~」

頭突きを選んでいる場合
どっちもダメージを負う

それを覚悟した上でなら
下がらずに打ち合う事に
なるから捨て身になる。

憲吾の場合は石頭なので
頭突きしあった瞬間に
一瞬でも痛がるのは相手
なので一気に攻めれる。

綱吉なのでアリだった。

英一「どうした?来いや
次はどうくんねんや?」

司「どうしようかなぁ」

さすがに・・・難しい。

喧嘩慣れしているのと
太極拳と基礎が邪魔だ。

攻めても転じられるし
崩すのも僕じゃ難しい。

格上が相手だとしんどい
だけど・・全力で向える

英一「・・・なんや?
雰囲気変わったやんけ」

試合では本来必要ないが
戦闘意欲を解放する。

司「行くよ。こっからは
自分で制御できんから」

英一「喧嘩レベルでか。
はっ。おもろいやんけ」

英一から余裕が消えた。
真剣に構えをとった。

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