第1076話　ストレス発散

桁成「ええ汗かいたわ
じゃあ旅館戻ろうや」

多少のストレス発散に
はなってスッキリする。

みんなで戻って風呂に
入ってゆっくりしてた。

ツアー組も風呂に入って
一息ついてから僕達の
部屋にやってきていた。

憲吾「まいど～。司と守
ちょっとええかな？」

守「なに？」

憲吾「トランプしようや
みんな集まってるねん」

ニコニコして誘いにきた

守「俺はいいや。なんか
いやな感じがするから」

司「僕も・・・」

お腹が空いているので
そういうのが敏感になる

憲吾「まぁまぁ。そんな
つまらんこと言わんと」

綱吉「せっかく旅行に
来たのにそれはないわぁ

紙に書いてたやんか。
断食組とツアー組は別れ
てる訳やないってやぁ」

守「はぁ・・そやった」

司「じゃあ・・行くよ」

ここもやたらきつかった
僕達は勘違いしてたから

僕達はついついツアー組
が羨ましくなってたのか
邪険になってしまってた

ツアー組も断食組も敵対
してはいけなかったのに

しぶしぶ憲吾達の部屋に
行くとみんな集まってた

男子も女子も一緒になり
楽しそうに話をしていた

楽しくない僕達にとって
みんなが悪魔に見えた。

憲吾「まぁまぁ。そこら
辺にでも座ってくれや」

守「座るけど・・・」

司「早めに帰るよ」

憲吾「そういうなやぁ。
明日の予定立ててるねん

一年全員一緒に行動を
しようと思ってるねん」

憲吾は僕達の目の前で
お菓子を食べて話す。

当然僕はいらいらする。
憲吾は悪くはないけれど

あーだこーだ言いながら
翌日の予定を組んでいく

ある程度決まったところ
で質問をされた。

憲吾「断食やめたらぁ？
おもろそうに見えへん」

司「確かに面白くない。
でも・・まだやめない」

憲吾「なんで～？」

守「まだ初日やからな」

憲吾「明日の昼ごはんは
ホテルのビュッフェ」

司「そうやけど～」

ローストビーフに・・・
お寿司に刺身にパスタ。

考えただけで楽しいのは
わかってる。この誘惑は
さすがに・・・辛すぎる