第1074話 誘惑

2023年12月18日

第39部-選択決断旅行-

t f B! P L
憲吾「昼に食った。
ひつまぶしも美味いし
夜は夜で美味いなぁ」

綱吉「断食なんて早く
やめたらええのに~」

司「ぐっ・・・」

心が・・・揺れる・・

ツアー組が当てつけの
ように言ってきた・・

昼に食べたひつまぶし
を引き出しにされると
本当に心が揺らぐ。

味を覚えてるから。

桁成「ごちそうさま。
先に部屋戻るから」

富田「自由時間やから
好きにさせてもらう」

桁成達も片づけをして
部屋に戻っていった。

憲吾「司ぁ。こっちに
きて一緒に食おうや」

司「うーん・・・」

非常に迷っていた。

彼ら悪魔は最も脱落し
そうな僕をターゲット
にしてきていた。

敵に回すとこれほど
嫌な奴らだと気づく。

戦術として正しいから

こういった場合はまず
一人目の脱落者を出して
そこからは雪崩式に脱落
させていくのが早い。

守「俺も戻るわ。あー。
きっつ~。やばめやわ」

守君も辛そうだった。

さすがに準備までやって
目の前で食べられる光景
を見ているだけはきつい

司「待ってよ。僕も」

1人になってしまったら
さすがに落ちそうだった

守君と一緒に部屋に戻る

憲吾「帰ってったな。
司はもう落ちそうやな」

綱吉「落ちるやろ。
もう限界ちゃうかな?」

憲吾「後で司を部屋呼んで
お菓子食いながらトランプ
でもしたら落ちるやろ」

綱吉「そやな。じゃあ後で
司呼びにいこうや」

悪魔達は誘惑を生み出す。
楽しんでいるようだった。

それから1時間後・・・
断食組は先生に呼ばれて
脱落するかどうかの選択肢
を選ぶことになった。

このやり方がまたきつい。
脱落しやすいやりかただ。

小さな紙にツアーに変更を
する しない のどちらか
に○をするだけだった。

みんなの前で脱落をするか
どうかの意思表示をするの
なら踏ん張れやすいのに。

せめてこの小さな紙に
限界なので断食を止める。
とか否定的な事を書いてて
くれてたら意地が出せる。

心理まで誘惑されていた。

先生「じゃあ10分後に
断食組の部屋に行くから」

断食組の部屋での結果の
発表をすることに・・・

僕達は部屋に戻った。
みんな沈黙で静かに時間を
過ごしていた・・・

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