憲吾「昼に食った。
ひつまぶしも美味いし
夜は夜で美味いなぁ」
綱吉「断食なんて早く
やめたらええのに~」
司「ぐっ・・・」
心が・・・揺れる・・
ツアー組が当てつけの
ように言ってきた・・
昼に食べたひつまぶし
を引き出しにされると
本当に心が揺らぐ。
味を覚えてるから。
桁成「ごちそうさま。
先に部屋戻るから」
富田「自由時間やから
好きにさせてもらう」
桁成達も片づけをして
部屋に戻っていった。
憲吾「司ぁ。こっちに
きて一緒に食おうや」
司「うーん・・・」
非常に迷っていた。
彼ら悪魔は最も脱落し
そうな僕をターゲット
にしてきていた。
敵に回すとこれほど
嫌な奴らだと気づく。
戦術として正しいから
こういった場合はまず
一人目の脱落者を出して
そこからは雪崩式に脱落
させていくのが早い。
守「俺も戻るわ。あー。
きっつ~。やばめやわ」
守君も辛そうだった。
さすがに準備までやって
目の前で食べられる光景
を見ているだけはきつい
司「待ってよ。僕も」
1人になってしまったら
さすがに落ちそうだった
守君と一緒に部屋に戻る
憲吾「帰ってったな。
司はもう落ちそうやな」
綱吉「落ちるやろ。
もう限界ちゃうかな?」
憲吾「後で司を部屋呼んで
お菓子食いながらトランプ
でもしたら落ちるやろ」
綱吉「そやな。じゃあ後で
司呼びにいこうや」
悪魔達は誘惑を生み出す。
楽しんでいるようだった。
それから1時間後・・・
断食組は先生に呼ばれて
脱落するかどうかの選択肢
を選ぶことになった。
このやり方がまたきつい。
脱落しやすいやりかただ。
小さな紙にツアーに変更を
する しない のどちらか
に○をするだけだった。
みんなの前で脱落をするか
どうかの意思表示をするの
なら踏ん張れやすいのに。
せめてこの小さな紙に
限界なので断食を止める。
とか否定的な事を書いてて
くれてたら意地が出せる。
心理まで誘惑されていた。
先生「じゃあ10分後に
断食組の部屋に行くから」
断食組の部屋での結果の
発表をすることに・・・
僕達は部屋に戻った。
みんな沈黙で静かに時間を
過ごしていた・・・
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