部屋を出てリビングへ
行くと母さんと父さんが
いて朝食を食べていた。
司「おはよう~」
父「おはよう」
母「おはよう。司。
パン食べていきーな」
司「うん・・・食べるよ
食べるけど・・・父さん
その用意はなんなの?」
リビングのテーブルに
大きな荷物が置かれてた
旅行に行くような・・・
僕が用意してた荷物と
同じなので気になった。
父「あぁ。俺もいくねん
司達の行く旅行~」
司「ええっ?なんで~」
さすがに驚いた・・・
意味がわかんなかった。
母「毎年この時期なると
父さんいなかったやろ?
父さん毎年いってるで」
司「ええっ?そうなん」
毎年この時期になったら
確かに2泊3日でいない
よーく考えたら父さんも
本家の冠位明稜帝の師範
だったので不思議ではない
僕は席についてご飯を食べ
ながら父さんに聞いた。
司「父さん毎年この旅行で
豪華なご飯食べてたん?」
父「いや。俺は食べてない
みんなは食べてるけどな」
司「みんな・・・?」
どういうことだろ・・・
なんか不安になってきた。
母さんは静かに笑っていた
司「あれ?これに書いてる
料理とかって違うの?」
父「違わへん。違わへん。
料理も豪華やしドリンクも
飲み放題やしあってるで」
父さんは普通に言った。
嘘を言っているようには
見えなかった。
司「なんで食べないの?
こんな豪華な料理やのに」
父「食べたい人だけが
食べたらええねんって」
司「食べたくないの?」
父「食べたいか食べたく
ないかで言ったらそりゃあ
食べたいに決まってるわ」
司「じゃあなんで?」
父「この時期だけやねんな
これができるのって」
司「これ?」
父「まぁ後でわかるわ。
じゃあ俺は先に出るから」
司「あっ。ちょっと」
父さんは先に出て行った。
準備が色々あるらしい。
司「なんでなんやろ?
母さんなにか知ってる?」
すっごい疑問だった・・
食べない理由がわからない
母「さぁ?どうなんやろ。
時間遅れんと行きよ」
司「うん。わかってる」
時間を見て調整しつつ
頃合を見て家をでた。
僕は・・・この旅行で
天使か悪魔のどっちかを
選ばないといけない選択
に迫られることになる。
まさか・・・あんな選択
を決断しないといけない
状況にされるのは辛い。
それに気づくのはまだ後
そして・・・始まる。
天使と悪魔の旅行が・・
第38部-世代交代- 完
0 件のコメント:
コメントを投稿