第1049話 約束

2023年11月14日

第38部-世代交代-

t f B! P L
次郎「魂輝の知り合いか」

魂輝「知らないですよ。
不良っぽいので次郎の
知り合いじゃないです?」

久保「知らへんか・・・
そりゃあそうやろうなぁ。

俺が一方的に知ってるだけ
やねんから。なぁモスラ」

次郎「あ?モスラって」

魂輝「ミスラです」

この頃の魂輝の事をモスラ
と言う奴は限られていた。

次郎は魂輝をモスラと呼ぶ
久保の認識を改めていた。

久保「モスラ。去年お前が
伊川谷で暴れてた時・・・
俺はびびってもうたんや。
清算したいねん。せやから
俺と・・タイマン張れや」

一方的にタイマンを売る。
魂輝はよくわかってない。

次郎「あ?なんやお前ぇ。
いきなり来てなんやねん」

久保「ザコは黙っとけや」

いきなり現れて魂輝に喧嘩
を売るのが納得いかない。

一触即発状態だった。

魂輝「嫌です」

久保「・・・あ?なんて」

魂輝「今はダメです。
来週まで待って下さい。
次郎も。あなたも」

久保「なんで今あかんねん
お前・・・逃げる気か?」

魂輝「来週受験です。
受験終わるまでは静かに
過ごしていたいんですよ。

それでも今やりたいのなら
僕が逃げたと言ってくれて
全然かまわないですよ」

久保「受験・・・か。
それが終わったら?」

魂輝「逃げませんけど」

久保「わかりやすいな。
わかった。じゃあ受験が
終わったらタイマンや」

魂輝「わかりましたぁ」

次郎「待てや。魂輝。
受験終わったら先俺やろ
今約束したばっかやん」

魂輝「あっ。そうでした
うーん。どうしましょ」

久保「お前。今度にせえ
俺が先にやったるから」

次郎「お前さっきから
むかつくねん。殺すぞ」

久保「殺してみいや。
返り討ちにしたるわぁ」

お互いが構えだした。
殴り合う雰囲気だった。

魂輝「まぁまぁ。すこし
落ち着くですよ。じゃあ
当日2人共相手します。

そうしましょう。その方
が僕も断然楽できます」

次郎「・・・あ?」

久保「おい・・・モスラ
それはなめすぎやろが」

魂輝「そうですか?」

次郎「後からやったら
魂輝は手負いなるやんけ
同じ条件でやりたいねん」

魂輝「手負いになるほどの
実力がないから言いました

僕が間違っていますか?」

魂輝は正当性を言った。
この言葉が火をつける。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ