そして・・・ルシエド。
次郎「ダメです。俺には
7代目総長はできません
いくら6代目とは違って
いいとしても無理です」
次郎もひとつずつ聞いた。
だけど重くて背負えない。
圭吾「だったら終わりや。
ルシエドは6代目で解散」
次郎「・・・えっ?」
龍「7代目が作れなかった
から6代目で終わりになる
そういう単純な事やんけ」
次郎「なんで・・・」
次郎は言葉にならない。
気持ちが言葉に変わらない
圭吾「次郎の気持ちは
わからんでもないねん。
寿一と一樹がおるのに
自分が上の立場になるって
いうのが嫌なんやろ?」
次郎「・・・はい」
圭吾「確かに俺も最初は
寿一か一樹で悩んでたって
のがある。でもあかんねん
寿一と一樹が背負えるのは
2年しかあらへんからや」
寿一と一樹は守と司と同級
で次郎より1つ上だった。
次郎「それでも・・・」
圭吾「器がおらへんのなら
次の8代目の頭を待つ為に
寿一か一樹に任せてたわ。
でもな。寿一と一樹の後を
ずっとついてる次郎がいた
あの2人についてきている
次郎なら器があるやろ」
龍「寿一と一樹が見てきた
次郎ならって言う事や」
次郎「総長・・・」
次郎は自分を恥じていた。
次郎は総長達が適当に選び
総長にしてると思っていた
だけど・・・違っていた。
尊敬する寿一と一樹を経て
次郎を見てきていたから。
それを踏まえた上なら・・
6代目の意思も受けられる
次郎の中で覚悟が決まった
次郎「わかりました。
7代目させてもらいます」
圭吾「おう。わかった。
最高幹部は寿一と一樹や。
他の幹部は次郎が選べよ。
来週俺らの引退式やから」
次郎「わかりました・・・
ちゃんとケジメつけます」
そして・・・ルシファー。
久保「わかりました。
では来週ですね?」
天野「あぁ。そうや。
ちゃんと準備しておけよ」
久保「準備・・・か。
はい。わかりました」
ルシエドとルシファー共に
襲名まで1週間前だった。
お互い・・・この1週間で
受け継がないといけない。
ここが・・・ポイントだ。
1週間黙って待つのか・・
総長になるまでの間に自分
のケジメをつけにいくか。
どっちを選ぶかでその人の
器は試され作られていく。
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