守「・・・」
彩「・・・」
案外早く答えが出ていた
守も彩も無言になった。
2人共緊張してきていた
守「あの・・・それって
いいように受け取っても
いい答えなんかな?」
守が確認をする。
女にとっては嫌な事だが
男は答えを確認したい。
彩「はい。お願いします
めっちゃ恥ずかしい」
彩は限界を超えていた。
心臓の鼓動が以上に早い
守「ははっ。よかったぁ
めっちゃ勇気いったわ」
彩「どうしてですか?」
守「マジやったから。
本気の想いを伝えるのは
けっこう難しいねんよ」
彩「想い・・・ですか。
守さんだけずるいです」
守「えっ?」
彩「彩の気持ちも・・・
ちゃんと聞いてほしい。
初めて見た時から・・・
綺麗な守さんが汚い作業
を一生懸命にしている姿
を見てから好きです」
守「えっ?そうなの?」
彩「はい。そうです」
守「かっこ悪いとこやん
そんなとこからなん?」
彩「かっこ悪いことも
かっこよく見えました」
守「ははっ。そうかぁ~
なんか照れるよなぁ~」
守も彩も緊張がほぐれる
気を使わずに話をしだす
そして・・・
守「もうこんな時間か。
そろそろ帰っとこか。
家まで送っていくわ」
もう8時になっていた
守は彩と一緒に歩いて
ゆっくり送っていった
守「じゃあ。バイバイ
また連絡するから」
彩「はい。待ってます
あの・・・守さん?」
守「なに?」
彩「お願いがあります
言ってもいいですか」
守「お願い?なに?」
彩「ギュッと・・・
優しく抱きしめて
もらえませんか?」
守「・・・じゃあ」
守は距離を詰める。
そして・・・
彩「・・・えっ?」
守「これでいいかな」
ふわっと抱きついた。
ギュッとと言った彩に
対し強く抱きしめない
彩の出方を見ていた。
彩は抱きしめ返しては
こなかったから。
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