第1031話　一般庶民

守「じゃあ・・・やっぱり
一般庶民には見向きも
しないもんですか？」

真帆「どうなんやろ・・・
あたしは見ていなかった。

でも見てなかった理由は
ちゃんと理由あるよ」

守「なんなんですか？」

真帆「普通だったから」

守「普通だった？」

真帆「うん。それが・・」

守が真剣になって聞く。
しかし・・・突然・・・

野田「すんませーん。
このピザとポテトね～」

先生が突然注文をした。

さっきからメニューを
見ていて黙ってたから
頼むとは思っていたけど

真帆「ちょっと。あんた
なに勝手に頼んでんの」

野田「ええやんけ。真帆
と一緒におる時ぐらいは
なんか食わせてくれや」

真帆「ええけど。話の
雰囲気壊さんとって」

野田「あっ。ごめん。
なんか暗くなってたし」

雰囲気がリセットした。
守の焦っていた気分が
少し落ち着いた。

守「ふー。よしっ・・・
少し落ち着きましたわ。

で・・普通ってのは？」

真帆「みんな一緒だった。
普通の枠にはまってた。

学校に来て部活をしたり
そのまま帰ったり帰りの
途中で遊んで楽しいって
言ってる人ばっかり。

なにもしてなかったから
見ていなかったかな」

守「じゃあ真帆さんは
どんな事してました？」

真帆「クラブで遊んだり
金持ちの彼氏を捕まえて
パーっと派手に遊んだり
してたかなぁ・・・自分
が特別って思ってた痛い
時期やったんやけどね」

守「先生はその時って」

野田「真帆は福井県や。
俺は神戸でお前らの親に
いじめられてたけど？」

守「全然違う生活やね」

先生はいつも元ヤンとは
言わずみんなにいじめら
れてたと言うので汚い。

弱い者でいようとする姿
で欺こうとするのが汚い

真帆「お前その時大事に
してた彼女おったんと
ちゃうんかいや？かっこ
悪いとこだけ言ってたら
ええもんちゃうぞ？」

野田「・・すんません」

真帆さんがキレだした。
先生は黙り込んでいた。

女って・・・怖い。
先生が怖いって言ってた
のがわかってきた・・・

真帆「ごめんね～。守君
変な雰囲気になって。
こいつが全部悪いねん」

守「いえ・・・」

ナウシカレクイエムを
着歌にするのがわかった