食事も終わって・・・
ひと段落ついていた。
時間は8時になってた
守「そろそろですかね
帰りましょうか?」
彩「はい。そうですね」
守が伝票をとって会計に
向かって歩いていた。
店員「1800円に
なります」
守「じゃあこれで」
守は1万円を出してた。
そして会計を済ませる。
店員「ありがとう
ございました~」
彩「あの・・・守さん。
私の分いくらですか?」
守「ん?あぁ。いいよ。
バイト代が入ったから」
彩「よくありません。
私の分払わせて下さい」
彩は守の分も自分が
払う気でいた。
自分のわがままで・・・
付き合ってくれたから。
守「パスタ奢れるぐらい
はもらってるんで全然
気にせんとって下さい」
彩「ダメです・・・
守さんが・・・働いて
手にしてるお金を私の
わがままで付き合って
もらって払ってもらう
わけにはいきません」
彩は2000円を出す
そして守の手を取って
無理矢理受け取らせた
守「ちょっと・・・」
彩「私は守さんが黙って
私の分を払ってくれた時
すごく嬉しかったです。
それだけで十分なんです」
彩はすごく嬉しかった。
守の気持ちが嬉しかった。
守「それでもやぁ・・・」
彩「お金じゃ買えない・・
部分があるんですっ!!」
守「それって・・・!?」
彩「私は昔言われました。
綺麗ごとだと思ってました
でも・・・響きました。
ずっと胸に刻んでいます。
お金がある所ほどお金で
解決をしようとする。
世の中のほとんどの事は
お金で解決できる事実が
あるから否定はできない。
その結果お金が全てになる
そうなると1人ぼっち。
まともに向き合える人は
誰一人いなくなってくる。
お金じゃ自分と対等な人は
さすがに買えないから。
人と向き合うとなると・・
やっぱり感情と気持ちを
伝えたり受け取ったりする
部分ってのが必要で大切。
お金持ちはそれを知らない
でも普通の家庭も知らない
誰も教えてくれないから。
だから・・知っておけ。
お金じゃ買えない物はない
かもしれないけどお金じゃ
買えない部分はあると・・
私は教えてもらいました」
守「なんで・・それを?」
守は・・・驚いていた。
彩がそれを言ったことに。
0 件のコメント:
コメントを投稿