第1020話 政略結婚

2023年10月4日

第37部-恋愛状態-

t f B! P L
待ち合わせは中間をとり
東灘で待ち合わせていた

彩「お母さま。私は今日
夜ご飯いりませんから」

奥さん「あら?彩さん?
こんな時間にどこへ?」

彩「岡本へ行ってきます
遅くなるようでしたら
すぐに電話しますから」

奥さん「岡本へ?
そんなオシャレして誰と
会うのですか?」

彩「えへっ。ちょっと。
じゃあ行ってきまーす」

奥さん「彩さん?
ちょっと待ちなさい」

恵子「ええやん。彩も
もう年頃なんやからさぁ
ほっといてあげたら?」

奥さん「恵子さんは何か
知ってるのですか?」

恵子「少しだけね。彩は
好きな人ができてんて」

奥さん「まぁ。彩さんに
好きな人が?でも彩さん
は家元から求婚をされて
らしたはずですけど?」

恵子「彩はそういうのに
にぶいから気づいてない
と思うよ。彩があんなに
いきいきしてるの初めて
やから自由にさせたり」

奥さん「彩さんは・・・
育ちの環境が違うのです

礼儀作法・品格・マナー
をずっと教えてきたので
女として一流なのです」

恵子「はいはい。どうせ
あたしとは違いますよ」

奥さん「恵子さんは・・
自由にさせすぎました。

でもわかってますね?
自由に出来るのは大学を
卒業するまでですよ?」

恵子「わかってるって。
後3年だけやもんね・・

大学卒業したら政略結婚
させられるもんなぁ」

奥さん「政略結婚とか
言わないようにして」

金持ちというのは意外と
親に人生を決められてる
事が多かったりする。

そこに反論の余地はない
特別な家庭環境で育つ。

自由に過ごせるのは・・
大学を卒業するまでだ。

そこからはもうできてる
お見合いをし結婚をする

相手が大企業のグループ
となるので断われない。

恵子も彩も小さい時から
もう相手は決められてた

そして・・・数時間後。

彩「着いたぁ~。時間
に間に合ったかなぁ?」

阪急岡本駅についていた

待ち合わせ時間よりも
ほんの少し早かった。

彩「へぇ~。けっこう
人がいるもんですね」

彩にとって全てが新鮮で
待つ時間も楽しかった。

もう来るのかな?
まだ来ないのかな?

来たらどうしよう。
なんて言えばいいだろう

どうでもいいことで悩む

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