第996話 前座

2023年9月5日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
理子「はじめまして。
バラと彼岸花です。

今日は朝も早いのに
こんなに集まってくれて
ありがとうございます。

まさかくじ引きで一番に
なると思ってなかって」

観客「頑張れ~」

観客「沢田君前に来て」

守「あん?なんでや?」

理子「なんか一言だけ
言ってあげたら?そんな
雰囲気なってるけど?」

守「予定外やんけ・・」

守君が前に出てきた。
そしてマイクを持った。
守「あー。あー。ほんと
ごめんなさいね。実は
くじ引き引いたの俺で
1番引いてしまいました

みんなから大バッシング
受けていじめられてた」

観客「いいよ~」

観客「許したげる~」

守「許してくれたぁ~
どうしよ。好きになって
まいそうやねんけど~」

司「あっはっは」

観客席から返事が来る。
それがおもしろかった。

観客「次なにするん?
っていうか後何曲?」

理子「実はですね・・・
次の曲が最後なんです」

観客「えええっっ~!!」

理子「私達前座ですので
前座は早くはけます」

観客「いやや」

理子「そう言わずに・・
本番は私達の後ですから
お楽しみ下さい。

それでは次の曲行きます

GLAMOROUS SKY・・・」

照明が一度消える。
そして理子だけに当たる

理子「開け放した窓に
廻る乱舞の DEEP SKY
AH… 仰いで…」

理子が本気で歌いだす。
バックも演奏を合わせる

守「全部出してこいや」

仁木「ボーカルの為に
演奏したげるから~」

有山「宮城さんの
テンション悪かったら」

井崎「俺らも上がらん」

1曲目はギターの為に。
2曲目はボーカルの為に

曲の役割をわけていた。

理子「繰り返す日々に
何の意味があるの?

AH… 叫んで…
飛び出す GO 

履き潰した
ROCKING SHOES
跳ね上げる PUDDLE

フラッシュバック
君は CLEVER
AH… REMEMBER

あの虹を渡って
あの朝に帰りたい

あの夢を並べて
二人歩いた
GLAMOROUS DAYS」

理子は優しく歌っていた
言葉を大事にしていた。

そして2番へ入っていく

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