彩「お姉ちゃん。
後でちょっといい?」
恵子「どうしたの?彩」
彩「ちょっと聞きたい事が
あって教えてほしいんです
自分でよくわからなくて」
恵子「じゃあ部屋おいで。
あたし着替えるから5分後
に来てくれたらええから」
彩「わかりました」
それから5分後・・・
彩は恵子の部屋へ行った。
恵子「何?教えてほしい事
っていうのは?」
彩「私今日始めて男の人と
話をしてて緊張しました。
今まで男の人と話をしても
ドキドキした事はないのに
なんでこんなに緊張するの
かわからないんです」
恵子「ドキドキしたん?
・・・彩が?」
彩「はい。なぜか話すると
恥ずかしくて緊張しました
小さい頃のピアノの発表会
みたいに緊張したんです。
それに・・・もっとお話を
したいとも思いましたし」
恵子「どんな男の子よ?」
彩「今日掃除に来ていた方
で私と同じ年の綺麗な方」
恵子「あー。覚えてない。
今日急いでたからなぁ~。
かっこよかったん?」
彩「お綺麗でした」
恵子「ふーん。彩ぁ。
それは初恋やと思うよ」
彩「初恋?ですか?」
恵子「その人の事考えたら
苦しいけど楽しくない?」
彩「そんな感じです。
どうすればいいでしょう」
彩「まさか彩が恋をねぇ。
恋愛に無縁やったのに」
彩「お姉ちゃんは・・・
彼氏といてそんな気分に
なったりしますか?」
恵子「あたしは・・・
ならへんなぁ。別に今の
彼氏そんな好きちゃうし」
彩「好きじゃないの?」
恵子「彩にはまだ早いかな
何人かと付き合ってるとね
そう好きじゃなくても
付き合えたりするねん」
彩「そうなんですか?」
恵子「純粋な気持ちがね。
段々となくなってくるよ。
今の彩は純粋に恋してる
から楽しいと思うけどね」
彩「なんか不思議でして。
こんなふわふわした気分」
恵子「頑張ったらいいよ」
彩「頑張る?どう?」
恵子「アタックするねん。
あなたが好きですって」
彩「そんな事言えません。
すごく恥ずかしい~」
女同士の会話は続いた。
キャーキャー言っていた。
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