第1011話 じーっ

2023年9月21日

第37部-恋愛状態-

t f B! P L
それから仕事に戻る。

守と親方は分かれて
作業をこなしていた。

守「あのー・・・
気になるんですけど」

彩「なにがですか?」

守の清掃作業を彩は
じーっと見ていた。

守「ずっと見られてると
気になってしまうので」

彩「あら?ごめんなさい
でも声をかけたらダメと
思ってましたので」

守「仕事中ですからね。
できれば集中したいです」

彩「休憩はしませんか?」

守「後ですると思います」

彩「何時ぐらいですか?」

守「仕事のキリもあるけど
だいたい3時ぐらいかな」

彩「そうなんですね?
わかりましたぁ。じゃあ
お茶菓子用意してますね」

守「あっ。ちょっと」

彩はリビングへ行った。

守「困るねんなぁ・・・
依頼主にこっちが気遣って
もらうのは・・・」

休憩時間にもてなされると
自分達で休憩時間が決めれ
なくなってくる。

それが職人にはきつかった

彩「ふんふんふふーん」

奥さん「あら?彩さん?
どうしました?なんか機嫌
がよさそうですけど」

彩「え~?そうですかぁ?
それよりもお母さん。何か
お茶菓子ありませんか?」

奥さん「ありますけど。
どうするの?」

彩「3時になったら休憩を
するそうですので準備を」

奥さん「掃除屋さんの?」

彩「はい。そうです」

奥さん「・・わかりました
そちらの棚にありますよ」

彩「ありがとうございます
早く用意しなくちゃ」

彩は嬉しそうにお茶の用意
をしていた。

そして・・・3時・・・

親方「守~。休憩やぁ」

守「あーい。わかったぁ」

ちょうどキリをつけた。
そして彩が迎えに来る。

彩「お疲れさまです。
あちらにお茶の用意が
できてますのでどーぞ」

守「あー。すいません。
親方ぁ。こっち来てぇ」

親方「なんやねん」

親方も合流をした。
そして一緒にリビングへ

彩「こちらへどうぞ」

守「すいません。
・・・えっ?」

親方「おい。守・・」

明らかに違っていた。
全てが高級そうだった

簡単に手を伸ばせない
ようなお茶菓子だった

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