第1010話 預けたい

2023年9月20日

第37部-恋愛状態-

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親方「勝つ為か・・・
そんなん言ってんのは
聞いた事なかったわ」

守「こんなん言ったら
だいたいバカにされる
んで言いませんけど」

親方「そういう事かぁ。
いや・・普通やったら
勉強せんかったらええ
所に就職できへんから
って言うやんけ」

守「そうですね」

親方「勝負事に対する
勝利に頭が必要かぁ。

そうかもしれへんな。
世の中勝ち負けやから

すげぇな。野田さん。
そういう指導なんか」

守「それでも預けたい
って思うんですか?」

親方「あぁ。預けたい
どうやったらええ?」

守「俺は中2からで
異例やったみたいやし
よくわからへんけど。

面接受けたらどう?」

親方「面接は受けさす
何聞かれるんかな?」

守「知らへんけど・・
どうでもいいことが
多いと思いますが」

親方「どうでもいい事
なんて聞くかぁ?」

守「けっこう多いよ。
普段どうでもいい事。

道場にいる時の先生は
よく知ってるからそう
言えるのは事実やで。

俺は仕事をしている
先生知らないけどね」

親方「うーん・・・」

そんなこんなを話して
いるうちに帰ってきた

親方「戻って来たか。
さぼってると思われても
かなわんから戻るか」

守「そうですね~」

2人は重い腰を上げた。
作業に戻ろうとしていた

彩「よかった。
まだいてくれたんですね」

親方「へっ?」

守「仕事ありますから。
夕方まではかかります」

親方「おい・・・守?」

親方はパニックになった
なぜ守が娘さんと・・?

奥さん「彩さん。早く
着替えになられたら?」

彩「はい。失礼します」

奥さんと彩は家に入った

親方「どういう事や?
守。知り合いなんか?」

守「知り合いなわけ
ないじゃないですか。

さっき話しかけられた
だけですよ。

さっ。仕事しましょ」

親方「さっき話しかけ
られたって。お前」

親方は驚いていた。
芦屋の人から話をされ
るってなかったから。

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