彩「よかったぁ~。
じゃあいて下さいね」
彩は自分の部屋へ行き
準備をして出てきた。
彩「では行ってきます」
守「いってらっしゃい」
彩は奥さんの車に乗って
日本舞踊の稽古に向った
守「変な子やったなぁ」
親方「おーい。守~。
そっち終わったらこっち
手伝ってくれやぁ~」
守「あーい。わかったぁ
もうちょっと待って~」
守に余裕なんてなかった
少しの時間も惜しかった
それから仕事に集中する
手分けして仕事をしてた
午前中の仕事が終わった
親方「守~。休憩やぁ。
さっさと飯しようぜ」
守「あ~。わかったぁ」
きりのいい所で仕事を
終わって昼休みに入った
守は親方と一緒に車の
近くで地面に座って弁当
を一緒に食べていた。
親方「守の弁当・・・
おかんが作ってんの?」
守「いや。違いますよ。
これ作ってんの弟です」
親方「弟?」
守「そうです。ダディと
マミィの弁当作るついで
に作ってくれてまして」
親方「すごい弟やなぁ。
料理できるってのはぁ」
守「ええ。もう兄の立場
がなくなってましてね」
楽しそうに食べていた。
親方が少し考え込んでた
親方「あのよ・・・守。
ちょっと相談したい事が
あるねんけどええか?」
守「俺に相談ですか?」
親方「おう・・・あのよ
守は冠位明稜帝やろ?」
守「ええ。そうですけど
なぜ親方知ってますの」
親方「そりゃ知ってるわ
あっこは野田さんが先生
してるってとこやんけ」
守「先生のこと・・・
親方は知ってんの?」
親方「野田さんの所から
結構仕事もらってるねん
うちの得意先やからな。
知らへんわけないやろ」
守「はぁ~。そうなんや
下請けやったって事?」
親方「まぁそういう事や
ビル清掃とかも入らせて
もらったりしてるしな。
つーかここもそうやねん
去年野田さんところから
頼まれて入ってくれって
言われて入ってんねん」
守「すげぇなぁ。先生。
普段寝てばっかやのに」
先生の人脈に驚いた。
芦屋って・・・マジか?
って思ってしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿