第1002話 移動技術

2023年9月12日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
理子「ふわぁ。はやぁ~
めっちゃ早いやんかぁ」

司「あれ迷惑やねんな。
パルクール入るから」

理子「パルクール?」

司「特別な道具使わんと
自分の体だけで障害を
跳び越えたりするねん。

よじ登ったりその上から
飛び降りながら移動して
動きが途切れることなく
効率的に動いていくねん

まぁ。簡単に言ったら
忍者に似てるって感じ。

めっちゃ危ないねんな」

パルクールはスポーツの
中でもかなり危ない。

ミスがそのまま怪我や
事故死に繋がってしまう

移動技術体系のひとつで
かなり高度な動きになる

道場の旅行で鬼ごっこと
いう名目でパルクールに
なってたのが最初だった

初めて見たときは・・・
それは鬼ごっこじゃない
と心の中でつぶやいた。

司「まっ。待ってたら
そのうち戻ってくるから
教室で待っとこーよ」

僕と理子は魂輝君の彼女
を連れて教室で待った。

戻ってくる間に魂輝君と
のなれそめを聞いていた

魂輝「待つですよ~守」

守「だぁ~。早いって」

階段を飛び降りていく。

コンマ1秒の動きを縮め
最短距離で動いていくと
差が詰められていく。

魂輝君は軽やかだった。
忍術の動きも入っていた

守「こうなったら・・」

適当に置かれていた画鋲
を落とし廊下にばら撒く

守「これで数秒ぐらいは
動きが止めれるやろ」

魂輝「止まったら・・・
パルクールは終わりです
どうしますか・・・」

魂輝君は止まらない。
勢いを更につけていく。

ダンッ・・・トッ・・・

壁に飛びつき蹴って渡る
時間のロスはそうない。

守「あかん。タマかなり
頭よくなってるやんけ。
もっと迷ってくれやぁ」

靴箱を通り過ぎて
そのまま外へ出る。

ここからは走り方が
変わり忍者走りになる。

スピードは落ちるけど
よけながら進む場合は
これが結果早いから。

魂輝「待つですよ~」

守「待ってたまるかぁ
あかん。タマが早い」

守君のスピードが
落ちてきていた。

魂輝君は落ちない。
きっちり鍛えていた。

魂輝「捕まえたでーす
さぁ。観念するです」

守「ハア・・ハア・・
もう観念したって。
逃げ切られへんから」

魂輝「騙されませんよ
欺こうと思っても残心
は残していますから」

守「はいはい」

教室に戻ってきた。

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