第1001話 ニコニコ

2023年9月11日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
教室へ戻ると今度は
女子達が待っていた。

守君はもちろん有山君と
井崎君にも集まっていた

有山「えっ?なんで?」

井崎「俺らまで~?」

先頭に立って演奏をして
ギターソロをきっちりと
やりきった姿が女子には
かっこよく見えていた。

掘り出し物の男子を
見つけたみたいだった。

守「さってと。こっから
やっと文化祭回れるわ」

司「どっか見に行く?」

守「そうやなぁ」

理子「あたしも行く~。
司ぁ。待ってよ~」

僕と守君は教室のドアを
開けて外に行こうとした

ガラッ・・・

魂輝「あっ開いたです」

司「あれ?魂輝君?」

魂輝君が彼女を連れて
一緒に高校へ来ていた。

前中「あの・・・
こんにちわ」

守「こんにちわ・・って
なんでタマがいんの?」

魂輝「守の演奏を見に
きたんですよ~」

魂輝君はニコニコしてた
楽しみにしているようだ

守「・・・あのなタマ」

司「・・・」

理子「・・・」

守君はいいづらそうだ。

もう終わったなんて・・
さすがに言えなかった。

女「誰ぇ?その子~?
沢田君の知り合い?」

女「中学生ちゃうの?
うわっ。カップルやし」

守「俺の・・・弟や」

女「・・・えっ?」

魂輝「いつも兄がお世話
になってますです。弟の
沢田 魂輝です~」

女「えっ?ええっ~!?」

めっちゃ驚かれていた。
そりゃあ・・そうだろう

敬語ができていたから。

みんなはたらちゃん語し
か話せないのを知らない

魂輝「先に聞いとくです
守の出番はいつです?」

守「えっとな・・タマ。
俺はもう終わったんや」

魂輝「冗談はいいですよ
で?いつですか?」

魂輝君はニコニコしてた

守「あかん。タッチや。
司ぁ。後は頼んだぁ~」

司「えっ?ちょっと」

守君はダッシュで逃げた
廊下を全力で走ってた。

魂輝「どこいくですかぁ
守~?待つですよ~」

魂輝君も走り出した。
迷惑な鬼ごっこが始まる

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