教室へ戻ると今度は
女子達が待っていた。
守君はもちろん有山君と
井崎君にも集まっていた
有山「えっ?なんで?」
井崎「俺らまで~?」
先頭に立って演奏をして
ギターソロをきっちりと
やりきった姿が女子には
かっこよく見えていた。
掘り出し物の男子を
見つけたみたいだった。
守「さってと。こっから
やっと文化祭回れるわ」
司「どっか見に行く?」
守「そうやなぁ」
理子「あたしも行く~。
司ぁ。待ってよ~」
僕と守君は教室のドアを
開けて外に行こうとした
ガラッ・・・
魂輝「あっ開いたです」
司「あれ?魂輝君?」
魂輝君が彼女を連れて
一緒に高校へ来ていた。
前中「あの・・・
こんにちわ」
守「こんにちわ・・って
なんでタマがいんの?」
魂輝「守の演奏を見に
きたんですよ~」
魂輝君はニコニコしてた
楽しみにしているようだ
守「・・・あのなタマ」
司「・・・」
理子「・・・」
守君はいいづらそうだ。
もう終わったなんて・・
さすがに言えなかった。
女「誰ぇ?その子~?
沢田君の知り合い?」
女「中学生ちゃうの?
うわっ。カップルやし」
守「俺の・・・弟や」
女「・・・えっ?」
魂輝「いつも兄がお世話
になってますです。弟の
沢田 魂輝です~」
女「えっ?ええっ~!?」
めっちゃ驚かれていた。
そりゃあ・・そうだろう
敬語ができていたから。
みんなはたらちゃん語し
か話せないのを知らない
魂輝「先に聞いとくです
守の出番はいつです?」
守「えっとな・・タマ。
俺はもう終わったんや」
魂輝「冗談はいいですよ
で?いつですか?」
魂輝君はニコニコしてた
守「あかん。タッチや。
司ぁ。後は頼んだぁ~」
司「えっ?ちょっと」
守君はダッシュで逃げた
廊下を全力で走ってた。
魂輝「どこいくですかぁ
守~?待つですよ~」
魂輝君も走り出した。
迷惑な鬼ごっこが始まる
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