第1000話 最悪な行動

2023年9月10日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
司「でもまさかやわぁ。
北本君と今村君がバンド
で有名やったとはさぁ」

北本 准一=ジュン
今村 清 =イマキ

ジュン「もともとはそんな
やる気でもなかってんけど

高校入ってからやれる事が
一気に減ってしまってな~

バンドやろうって誘われて
どうせやるんやったら本気
でやろうと思ったらなんか
しらんけどそうなってん」

司「才能あったんやって」

イマキ「どうなんやろなぁ
実際今こんなに頑張って
これてんのは中学校の頃の
文化祭がきっかけやねん」

理子「あ~。わかるわぁ。
あれ楽しかったもんね~」

守「なんかあったっけ?」

司「太極拳部でライブを
やったやんか。僕が太極拳
の演舞したい言うたのに
却下してたやんか」

守「あ~。あったなぁ」

守君は軽かった。
いつも通りみたいだった。

ジュン「あの時の・・・
太極拳部のあの熱さがやぁ
忘れられへんねんよな」

イマキ「最高やったし」

井崎「すげぇ・・・ジュン
とイマキが褒めてるで」

仁木「すごかったんや・・
沢田君達って・・・」

話しをしてから30分が
過ぎた頃に仁木のバンドの
メンバーがやってきた。

女「おーい。来たよぉ~」

仁木「タイミングわるぅ」

女「バンド見にきたで~。
ジュンさんとイマキさんは
まだ来てへんのかなぁ?」

仁木「もう来てるって。
ってかもう終わったし」

女「え~?マジで?あっ。
あっこおるやんか~」

仁木「ちょっと・・・
今はやめときって」

女達はジュンとイマキが
いるテーブルへ向かった。

女「お疲れさまでっす。
ジュンさん。イマキさん」

守「なんや?彼女か?」

ジュン「違う。違う。
同じライブハウスに出てて
顔見知りなだけやから」

女「ちょっと?あんた何?
ジュンさんにタメ口聞いて
なに偉そうにしてんの?」

上から目線で話をする。
空気が悪くなりだしていた

守君の機嫌が明らかに悪い
もうみんなわかっていた。

守「悪かったな。じゃあ
邪魔者はこれで失礼するわ
どうぞ。ごゆっくり~」

守君が席を立つ。

ジュン「ごめん。沢田君」

守「いいって。いいって。
今のお前らも立場あるやろ

俺が忘れてたのはこれで
チャラにしといてくれや」

司「僕の分もね~」

理子「あたしの分も~」

僕と理子も席を立った。

有山「俺も戻るわ」

井崎「そうやな」

仁木「あたしも戻るし・・
あの子らめっちゃ最悪や」

仁木が考えを改めた今・・
バンドメンバーの行動は
最悪な行動に写っていた。

僕達は教室へ戻ってった。

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