それからは・・・
僕は理子を避けていた
理子は理子でバンドの
みんなと話をしていて
僕は必要なかった。
最近僕は学校終わって
道場で鍛錬していた。
司「ぐぬぬぬぬっ」
憲吾「珍しいやんけぇ
剛法でくるってやぁ」
防具をつけて殴り合う
組み手をしていた。
ただ・・・力任せに。
憲吾「まだまだ甘~い
防御できてへんやん」
ドシイイッ・・・ドッ
司「うあっ・・・」
中段に蹴りを食らって
肘を振り上げられた。
憲吾「どうしたんや?
最近隙だらけやんけ」
司「別になにも・・・
憲吾。もっかいやろ」
憲吾「俺はええけど。
柔法使わへん司は
つまらへんねんけど」
司「ええねん。僕も
打撃覚えたいからぁ」
僕はいらついていた。
理子にいらついたのか
自分にいらついたのか
理由はわかんなかった
ただ・・・自分の中で
もやもやがあった。
それを消したかった。
野田「よーし。やめ~
今日はこれで終わり」
憲吾「司。終わりや」
司「もう?そっか」
僕は先生の元へ行った
司「先生・・ちょっと
だけいいかな・・?」
野田「どうしたんや?
なんか悩んでんの?」
司「なんか自分の事が
全然わかんなくて」
野田「迷ってるんやな
わかった。話し聞くから
先に着替えてこいや」
司「はいっ」
僕はすぐに着替えた。
そして先生を待った。
野田「ほれ。司」
司「わっ。ありがと」
ジュースをくれた。
地べたに座って話す。
野田「んで話しって?」
司「実は・・・」
僕は先生に全部話した。
野田「なるほどなぁ」
司「理子を見てると・・
なんかいらついてきて。
理子は別になんにも悪く
ないのに・・・」
自然と涙が溢れてきた。
自分がかっこ悪くて・・
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