守「そうやったんやなぁ
せやから・・・そうか」
守君は3人の今までの
行動から分析していた。
守「ライブハウスって
みんな人気ないんかな?
そうでもないんか?」
井崎「人気あんのは・・
ほんの一部だけで・・・
ほとんど・・後は前座」
仁木「あたしらは・・・
客呼ばれへんから・・・
ライブハウスに金払わな
ステージに出れへん」
守「出てるんやなくて
出させてもらってるって
いうのが正しいんやな」
井崎「うん・・・」
守「そういうことかぁ。
そりゃあ目立ちたいよな
バンドやってんねんし」
井崎「せやから・・・
俺もこいつらもそういう
気持ちがあったから」
守「でもやぁ。なんで
わざわざ金払ってまで
ライブハウス出るん?」
仁木「あたしらと同い年
で人気あるのおるから
それ見てたら・・・
あたしらもって・・・」
守「同年代の存在か」
同じ年で活躍している
存在というのがいると
身近な目標ができて
目指せて頑張れる。
自分もああなりたいと
守「なんでそんなに
人気のあるないが
分かれてんのかな?」
井崎「そいつらキース
ってバンドやねんけど
ボーカルがめっちゃ
上手いねんや・・・
仁木はキースのドラム
見て憧れてるねんや」
仁木「イマキのドラム
みたいに叩きたいし。
あたしイマキさんに
ドラムの叩き方教えて
もらった事もあるし。
緊張してしまったから
全然覚えてないけど」
井崎「俺はジュンさん
にギター上手いって
言われたことあんで」
自慢合戦が始まった。
その世界でみんなから
憧れられている人から
褒められるのは嬉しい
だからしょうがない。
守「わかったわかった
キースっていうのに
憧れてるんわかった」
仁木「わかってない。
沢田君知らなあかん」
守「知りたくないなぁ
どうでもいいし・・」
キースというバンドは
ギターのケンゾーが
バンドを組もうとして
メンバー探していた時
にボーカルのジュンと
ドラムのイマキが軽音
楽部の仮入部で軽く
演奏しているのを見て
声をかけて組んだ。
その後にベースの
シャチが加わって結成
できた4人バンド。
そういうバンドらしい
守「わかったわかった」
守君は聞き流していた。
どうでもよさそうだった
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