第981話 本音の気持ち

2023年8月16日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
有山「待って。そのまま
帰られても困るって~」

守「もう終わりやんけ。
後は時間の無駄やしな」

仁木「話し合おうよ」

守「平行線なだけや」

理子「こうなるから
黙って聞いた方がええねん

来年は司入れて3人で
なんか演奏しようよ」

守「そうやなぁ~。
司は文句言わへんしな」

理子「ついていくので
必死ってよく言ってた。

最近はもう慣れたって
言ってるねんけど」

守「対応力が高いからな
司はついてこれるぐらい
の実力できてるしなぁ」

有山「待ってくれやぁ」

井崎「ちょっと待て。
有山。仁木。お前らが
沢田君にまず謝れや」

有山「えっ?」

仁木「あたしが?」

守君の足が止まった。
そして井崎を見ていた。

井崎「沢田君。ごめん。
沢田君の好きなように
やってくれていいから
一緒にやってほしい」

井崎が守君に謝った。

守「謝る必要ないやろ。
ただの意見の違いやから
すぐ頭上げてくれや」

井崎「いや。俺らが悪い
俺と仁木は・・・とくに
ライブハウス出てるから
見てほしいって気持ちが
強いから・・・有山も
同じ気持ちやと思う」

守「それが?なにか?」

井崎「俺も・・・仁木も
ライブハウス出てるけど
俺らのバンド・・・実は
人気なんてないねんや」

理子「・・・えっ?」

理子は驚いていた。

ライブハウスに出ている
という事は人気があって
出ていると思ってたから

井崎「真剣にやってても
人気なんてなくて・・・

でも・・文化祭やったら
見てくれるやろうから。

軽音部とか・・・
そういう趣味でやってる
奴らよりかはやれるって
のはわかってるから」

守「文化祭ぐらいは
自分らを見られたいって
思ってるってことか?」

井崎「簡単に言えば・・
そういうことになる」

守「仁木。有山。
お前らもそうか?」

2人は黙ってうなづいた

守君を誘った時の本音は
こんな気持ちが隠れてた

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