守「さてと。じゃあ順番
は1番になったけども」
有山「そういえば俺らは
Flavor Of Lifeしか
やってないねんけど
残り3曲どうすんの?」
有志バンドは約15分の
時間を与えられてるので
だいたい4曲演奏できる
守「それやねんけどやぁ
1番目になってもたから
2曲だけにしよう思う」
井崎「えっ?2曲だけ?
なんでそんな少ない?」
守「役目があるからや。
今回俺らは1番になった
言ってしまったら前座や
こっから盛り上げてかな
あかんような役目やねん
それに思ったよりも俺ら
には実力がないしな。
ハンパな4曲よりも
質の高い2曲で終わらす
その2曲に今の全てを
乗せて演奏しようや」
仁木「異議ありっ」
守「なんや?仁木」
仁木「せめて3曲したい
せっかくやのに・・・」
守「あかん。2曲や。
やりたいでやるんやったら
最初からお前ら3人だけで
やってたらええねん」
有山「そりゃ・・そうか」
仁木「でもぉ・・宮城さん
は何も意見はないの?」
ずっと黙って聞いている
理子にも意見を求めてた。
理子「言っても無駄やねん
中学の時あたしも色々と
言ってたんやけど通らん」
仁木「でもさぁ・・・」
守「だったら終わりやな。
お前らの好きにしたらええ
俺の役目はここまでや」
理子「あーあ。じゃあ
あたしもここで終わるよ」
守君と理子が脱退宣言する
これに周りは焦りだす。
有山「宮城さんまで・・・
なんで沢田君の意見に賛成
してんの?」
理子「んー。さっきの話の
続きで反論しても意見が
通らへんねんけどさぁ。
印象に残るっていうのかな
演出と構成が上手いねんよ
かなり悔しいねんけどね。
理不尽な事ばっか言ってる
かもしれへんけど自己満足
で終わらへんくなるねん」
仁木「自己満足で・・・
終わらない?」
理子「うちまだ覚えてるわ
沢田君中1の時部活紹介の
時ベース持って歌ってて
太極拳部作る言うてたん」
井崎「そんな事してたん?
太極拳部ってなんや?」
守「あの時は俺まだ一人や
お前らおらんかったやん」
理子「あれから司が感化
されておかしくなってって
今にいたってるねんけど」
守「元々おかしくなる才能
でもあったんちゃうか?」
2人は話をしながら教室を
そのまま出て帰ろうとした
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