そして日にちは過ぎて
各自自主練をしていた。
そして審査の日がきた。
仁木「大丈夫かな・・」
守「大丈夫やって。審査
なんて簡単やねんから」
仁木「そうじゃなくて~
うちら1回も合わせて
へんやんか。ぶっつけ
本番ってどういう事?」
守「お前らは舞台慣れ
してるやろうから合わせ
はいらんと思ったけど」
井崎「合わせしとかんと
不安なのはあるけど・・
沢田君のベースがどんな
もんかわからへんから」
守「ちゃんと合わせるよ
俺の心配はせんでええ。
宮城~。お前はどうや」
理子「司にカラオケ
付き合ってもらってた」
ここまではほとんど
デートをしていたので
すれ違いはまだなかった
生徒会「すいませーん。
次は。バラと彼岸花さん
よろしくお願いします」
守「じゃあ大丈夫やな。
よっしゃ。ほないこか」
仁木「めっちゃ不安や」
守「不安顔に出すなよ。
戦闘力を解放しろや」
井崎「なに・・・これ」
守君の雰囲気が変わる。
喧嘩の時の雰囲気になる
集中力と覚悟が決まる。
守「バラと彼岸花です。
今日はよろしくお願い
します。演奏する曲は
Flavor Of Lifeです」
生徒会「わかりました。
ではお願いいたします」
みんな楽器の用意をする
全員整ったところで・・
キーボードにまわった
井崎がイントロから入る
それに合わせて歌いだす
理子「ありがとうと・・
君に言われるとなんだか
せつない。さようならの
後も解けぬ魔法・・・
淡くほろ苦い。
The Flavor Of Life・・
The Flavor Of Life・・」
仁木「よしっ。入るよ」
守「さて。合わせるか」
合わせてドラムが入る。
合わせてベースも入る。
そして演奏している3人
が違和感を感じていた。
仁木「なに・・・これ」
井崎「沢田君マジで?」
有山「なんや・・これ。
めっちゃ弾きやすいぞ」
守「こいつら・・あかん
リズムぐちゃぐちゃや。
全然わかってへんやん」
高校生のギターが上手い
とか演奏が上手いという
のは技術の部分が多くて
個人技に走りすぎて
リズムがバラバラになる
ようなことが多い。
守君の上手いというのは
ドラムがリズムを作って
ベースがリズムをキープ
してギターが音色を乗せ
ることを言われなくても
わかっていると思ってた
仁木「宮城さん・・・
めっちゃ歌上手いやん」
有山「ほんまに素人か?
これ・・・歌ってないと
こんな歌われへんって」
理子は歌う事に集中して
自分の役目をこなした。
守君はドラムのリズムを
キープしてコントロール
をして演奏が終わった。
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