第976話 即席チーム

2023年8月9日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
守「ふーん。すごいやん
でも俺必要なくね?」

井崎「なんで?」

守「俺はバンドしてへん
から実力違うやろうし」

有山「なにいってんの」

守「俺がベースやるのは
自己満足やからなぁ~」

井崎「さっきそれ聞いた
でも文化祭やし楽しく
やれたらええと思うよ」

守「みんなも?そう?」

有山「文化祭やし」

仁木「即席チームやけど
軽音楽部とかにちゃんと
きっちりやれるとこを
見せておきたいねんな」

守「ははっ。そうやな。
それはわかる気がする」

高校で音楽をやってる人
はやたらかっこつけてる

バンドやってるってだけ
で威張ってるのも多い。

守「わかった。やるわ。
お前ら。かなりおもろい

ファッションで音楽を
やるのは少しシャクやが
そこは俺も妥協しとく。

かっこつけて適当な演奏
されるよりかはマシや」

有山「適当って・・・
まぁそうなるかなぁ」

守「そんでボーカルは?
ボーカルどうするねん」

有山「誰でもええけど。
文化祭やから誰が歌って
もたいして差はないし」

守「そりゃあそうやな。
じゃあボーカル宮城な」

理子「はっ?あたし?」

守「司。悪いけど文化祭
の日まで彼女借りるぞ」

司「はいはい。どうぞ」

理子「あたしでいいの?
そんな簡単に決める?」

仁木「あたしも宮城さん
が上手いって聞いてたし
ボーカルどうかな?って
思っててんよ」

守「お前の歌は勢いが
あるからちょうどええ。
はい。じゃあ決定で」

理子「お願いします・・
頑張って歌いますので」

理子の願いも叶った。
こんな軽く結成されてた

そして・・この時はまだ
これがきっかけで僕と
理子の間に溝ができる
なんて思っていなかった

それから数日が過ぎて
どんな曲目をやるのか
バンド名はどうするとか
そういうのを決めていた

守君はそういうのは他の
みんなに任せていた。

しかしこれがなかなか
決まっていなかった。

いくら文化祭だからと
言ってもやっぱり音楽性
の違いでまとまらない。

最初に言っていたのは
どこにいったのやら・・

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