第974話 考えなし

2023年8月7日

第36部-有志バンド-

t f B! P L
理子「有山君?井崎君?
仁木さんも・・・?」

有山君も井崎君も
仁木さんもクラスでは
それほど目立たなかった

だから周りのみんなも
当然不思議がっていた。

有山「ダメかな・・・
ごめん・・・忘れて」

守「いや。全然いいけど
なに?話しって?」

井崎「その・・・ベース
弾けるって聞いたから」

理子「沢田君は中学の時
文化祭でベース弾いてて
めっちゃすごかってん」

守「宮城。黙っとけや。
今聞いた方がええ話し?
それとも後でゆっくりと
場所変えて聞いた方が
ええんかな?」

井崎「そんなん沢田君の
都合でいいよ。こっちが
決めたら悪いやんか」

守「いつでもええからな
調整するから決めてや」

有山「じゃあ・・・
放課後とかどうかなぁ」

守「放課後ね。わかった
マクド辺りでええか?」

司「ガストがええなぁ。
ドリンクバーあるし~」

理子「あたしは別に
どっちでもいいけど~」

守「お前ら関係ないやん
2人に聞いてへんねん。
今日デートちゃうんか」

司「まぁまぁ。それより
ガストでいいのかな?」

有山「うん・・俺らは
全然いいねんけど・・」

司「じゃあ決定で~」

僕と理子はデートをする
予定だったけどこっちに
ついてったほうが面白い
って直感がしていた。

守「ごめんな。こいつら
もついてくるみたいで」

仁木「気にせんとって。
宮城さんもおってくれた
方がちょうどええから」

理子「あたしも?」

有山「じゃあ放課後ね。
ごめんね。沢田君・・」

守「おう。また後でな」

3人は戻っていっていた
緊張が解けていたようだ

司「優しくなったね」

守「あん?なにがや?」

司「中1の頃やったら
完全無視してたやろ?」

守「あー。そうかもな。
自己中やったからなぁ。
まぁ成長しとかんとな」

司「大人になってくね」

守「孤立してもなんにも
楽しくないからな」

守君は成長変化してた。

思春期のこの頃ってのは
影響を受けやすかった。

そして・・・放課後・・

司「どーすんの?なんも
考えてなかった?」

守「うーん・・・」

僕は今日は理子との
デートの予定だったので
電車で学校に来ていた。

守君はバイクだった。

だから移動は簡単だけど
他のみんなは電車だ。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ