女子「座れば?宮根君」
司「うん。そうするわ。
黙って従っておきます~」
なにも言わないほうがいい
ってことがわかった。
女のこういう理由のない勘
はすごいなって思った。
女子「沢田君と宮根君って
同じ中学やってんねぇ?」
司「うん。そうやけど」
女子「どんなんやった?
やっぱモテてたん?」
司「モテまくってたよ。
本人知らへんと思うけど
好き勝手やってたから」
女子「好き勝手やってる
のって今もじゃない?」
司「あれ?わかる?」
女子「わかるよ。宮根君
も好き勝手してるやん」
司「僕はこそこそしてる
からちょっと違うもん」
女子「一緒やって」
司「・・・そういうのは
やめよう。困るから~」
追求されると色々と困る
返事ひとつで誤解される
司「そういえば・・・
今回色々あったなぁ・・
ほんと・・・反省した」
文化祭のステージで有志
が集まりライブをする。
そのライブに守君と理子
がでている。
みんなそれを見にきていた
といっても目当ては守君だ
理子を見に来てるのは僕。
だけど僕は・・・少し
違った気持ちで見に来てた
今日を迎えるまでの間に
僕は色々と悩んでいた。
その悩みが消えなくて
どうしてもわからなくて
理子に八つ当たりをして
泣かせてしまってたから。
そう・・・だって・・・
あんな気持ち初めてだった
数週間前。体育祭が終わり
次は文化祭への切り替えが
行われようとしてた頃・・
司「体育祭疲れたね・・・
高校の体育祭っていうのは
ちょっと違っていたね」
守「中学の延長ってとこや
たいした事なかったやん」
司「まぁつまんなかったね
そういえばもうすぐ文化祭
になるんじゃないの?」
守「そうやろうな」
司「出るの?ライブ?」
守「1人じゃできへんわ。
それに出たいって思わん」
司「へぇー。そうなん?
中学の時率先してたのに」
守「あん時は人数おったし
俺のしたいようにできると
わかってたからなー」
司「確かにそうやったね。
好き勝手してたもんね~」
守「高校なったら音楽性の
違いとか出てくるやろしな
そういうのめんどいやん」
守君は自分のやりたいよう
にできないので意見が衝突
して音楽が中途半端になる
と言う事を言っていた。
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