第970話 半年の我慢

2023年8月2日

第35部-魂輝の平日-

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清人「ただいまぁ~」

守「おかえり~」

魂輝「おかえりですぅ」

清人「2人共帰ってたんか
ほれ。たこ焼き買ったから
熱いうちに食っとけよ~」

魂輝「ありがとうです」

守「なんや?珍しいな。
今日なにかあったんか?」

清人「さぁ。どうやろう。
タマ。なにかあったか?」

魂輝「何もなかったです」

清人「・・・そうか。なら
なんにもなかったんやろ」

守「???」

守は不思議がっていた。
そして・・・もう1人・・

由紀「ただいまぁ~」

守「マミィ。お帰り~。
ダディがたこ焼き買って
きてくれてんけどやぁ」

由紀「ふーん。そう?
あたしも買ってきた。
クレープやねんけど」

守「へっ?なんで?
なに?なんか変やん」

由紀「何が変なん?」

守「ダディもマミィも
なんか買ってくるって」

由紀「たまにはねぇ~。
買ってきてあげんとね」

守「たまに買ってくる事
さえ普段ないやんかぁ」

由紀「タマにはって・・
言ったんやけど・・・」

守「えっ?タマにか?
タマ。何があったんや」

魂輝「何もないですよ」

由紀「なにもないって」

守「おかしい・・・」

守は異変に気づいていた

今日は魂輝の誕生日か?
とか色々考え出していた

魂輝「おかしくないです
守。食べましょうよ~」

守「そやな。食おうか」

魂輝の反応からたいした
ことはないと判断をして
守も適当に食べていた。

そして時間が過ぎ・・・
魂輝は考え込んでいた。

魂輝「僕も・・・早く
高校生になりたいです」

司と守が高校生になって
楽しそうにしているのを
見て魂輝は羨ましかった

行動範囲が広がるし免許
も取りにいって乗れる。

そんな守を見てきている
その姿に惹かれていた。

魂輝「後半年の我慢です
我慢・・・するですよ」

ずっと我慢をしていた。
表には出していなかった

高校まで・・・後半年。

どこの高校にするのかも
まだ決まっていなかった

そして翌日からの学校は
不良は魂輝に関わらずに
少しおとなしくなってた

魂輝も威張ることはなく
学校で普通に過ごしてた

変わった事と言えば・・
魂輝に彼女ができていた

前中「魂輝~。帰ろう」

魂輝「ごめんです。僕は
今日道場あるんですよ」

前中「え~。つまらん。
じゃあ明日デートしよ」

魂輝「ごめんです。明日
太極拳部のみんなと帰り
にマクドに行くんです」

前中「え~。あたしは?
ほったらかしなん?」

魂輝「明後日ですね」

前中「じゃあ明後日で。
絶対やで。ぜーったい」

魂輝「あっ。ごめんです
明後日守の文化祭です。
そっち行きたいですよ」

前中「魂輝がいくのなら
あたしもついていくー」

魂輝は付き合うって事が
よくわかっていなかった

彼女に引っ張られながら
付き合う事を学んでいく

だけどそれは違うお話。
公開するほどの話じゃない

そして・・・同時期・・

司「明後日文化祭かぁ。
ライブ楽しみやなぁ~」

舞台は変わり高校へ戻る

第35部-魂輝の平日- 完

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